子犬の手作り離乳食のきほん!離乳期はいつから?作り方のコツまで

今回は、実際にあったお問い合わせをもとに、子犬の離乳食についてのきほんを書きました。

子犬が生まれてから、どのくらいの時期が離乳食に適しているのか。

何を意識してあげたらいいのか、などの離乳食で知っておきたいことをまとめました。

離乳食のきほん

きほんと言っても、そんなに細かいルールはありません。

与える食べ物の順番や、調理の仕方などに少し工夫が必要です。

MEMO

この記事の離乳食の作り方は、子犬が生まれてから4から5週たった頃のごはんの作り方です。

手作り離乳食はいつから?

スタートできる時期は、生まれてから4から5週あたりです。

そのころになると、母乳だけでは栄養素が足りなくなります。

そのあたりから手作りごはんをはじめてください。


手作り離乳食のコツ

子犬のごはんを作るときのコツは、以下の3つです。

  • お肉やお魚からスタート
  • お野菜は一種類から
  • 白米は徐々に慣らす
人間の離乳食と、違う点がたくさんあるんだね。

ごはんくん

1.お肉やお魚からスタート

目安:生後4〜5週目

母犬の母乳には、体をつくるタンパク質が多く含まれています。

そのため、子犬がはじめて食べる離乳食は、お肉などのタンパク源になります。

お肉やお魚は、フードプロセッサーを使ったり、フォークでつぶしたりして、子犬が食べやすいよう工夫してあげてください。

実際に作っている様子は、こちらの記事で読めます。

子犬の手作り離乳食の作り方生後4、5週目からできる!子犬の手作り離乳食の作り方

お肉

牛

手作りごはんを教えている須崎先生(獣医さん)の本には、離乳食に向いているお肉は牛肉だと書いてありました。

牛のひき肉が消化や吸収がいいため、オススメだそうです。

茹でたり、焼いたりしてからあげましょう。

実際に作っている様子:お肉編


お魚

魚

お魚を選ぶときは、味が薄く消化の良い白身魚(タラやタイ、無塩の鮭など)がいいです。

お魚は茹でて、フォークなどでつぶしながら小骨をとりましょう。

片栗粉や、くず粉などを使ってトロミをつけてあげると、食べやすくなります。

実際に作っている様子:お魚編


豆類

大豆はそのままだと消化が悪いため、お豆腐や豆乳をあげましょう。

お豆腐は温めてから、フォークなどでつぶしてからあげてください。

実際に作っている様子:お豆腐編


2.お野菜は一種類から

目安:生後6〜7週目

消化の良い食べ物

お野菜は食物繊維が多く、消化しにくいものが多いです。

たくさんの種類のお野菜をこの時期にあげると、子犬にとっては少し負担がかかりすぎます。

お肉やお魚だけの離乳食に慣れてから、お野菜を徐々に増やしていきましょう。

お野菜を増やす目安は、うんちの状態をみてください。

どんなお野菜をあげたらいい?

消化がよく、甘みのあるお野菜から始めましょう。

例えば、じゃがいもや、かぼちゃ、かぶ、にんじんなど。

MEMO
子犬がお野菜の種類を増やしても健康なうんちをしていたら、海藻やきのこ少しづつをあげましょう。

3.白米は徐々に慣らす

目安:生後8週目

お肉とお野菜に慣れてきたら、お米をいれていきます。

離乳食をはじめたばかりの時は、なるべく消化しやすい白米がいいです。

目安は、舌でも食べられる硬さまで煮詰めましょう。

愛犬が手作りごはんに慣れてきたら、玄米や雑穀米、オートミールなどにも挑戦してみてください。

白米の甘さは、母乳の味に似ているんだって。

ごはんくん


手作り離乳食Q&A

手作りの質疑応答

実際にお問い合わせで聞かれたことや、気になることをQ&Aにしました。


子犬がお家に来てから、どのくらいではじめたらいい?

だいたい迎え入れて1週間たった頃が、良いタイミングです。

子犬が新しいおうちに慣れるまで、1週間ほどかかると言われています。

迎え入れる子犬は、お家が変わったストレスや、母や兄弟と離れたストレスを抱えてやってきます。

なので、おうちに来て1週間は、もともと食べていたごはんやフードをあげてください。


離乳食時に与えてはいけない食べ物は?

きほん的に、成犬にあげたらダメな食べ物と変わりません。

離乳食時に与えてはいけない食べ物は、成犬に与えてはいけない食べ物と消化の悪い食べ物です。

消化に悪い食べ物は、こんにゃく、大豆、海藻類があげられます。

犬に与えてはいけない食べ物は、こちらの記事にくわしく載っています。

犬が食べてはいけない食べ物まとめ犬が食べてはいけない食べ物まとめ

子犬に手作りごはんをすると、栄養が足りずに低血糖になる?

一般的な手作りごはんで低血糖になることはほとんどありません。

私が調べた限りでは、犬の栄養学の教科書や、手作りごはんに関する書籍には、低血糖と言う文字さえ載っていません。

子犬は偏食で少食のため、ごはんを食べなくて低栄養(低血糖)になる可能性が高い。という情報が、「子犬に手作りごはんをすると、栄養が足りずに低血糖になる」と変化したのでは?と思います。

ちなみに、犬がキョウチクトウ(毒性のある花)を食べて、中毒になり低血糖になった犬がいるデータはありました。


子犬は栄養不足でカンタンに命の危険に陥りやすい?

生まれてから2から3週間の間は、気をつける必要があります。

子犬は、生後2〜3週する頃に急激に成長します。

多くの栄養素を必要とするため、その時期に栄養素が足りないとカンタンに亡くなってしまいます。

その時期の子犬の死亡率は約40%にものぼります。

母犬の母乳には、その時期に子犬に必要な全ての栄養素がつまっています。


いいうんちってどんなもの?

水っぽくなく、かたすぎないうんちです。

しっかりとした太さで、トイレットペーパーに少しくっつくくらいのかたさがちょうどよいかたさです。

手作りごはんをしていると、うんちに食べたものが残っていたり、食べたもので色が変わったりすることが多々あります。

なので、血便などがない限り、うんちの色を注意深く見なくても大丈夫です。

あきらかにいつもと違う臭いのうんちをした場合は、動物病院に連れて行ってください。

うんちは、その子の健康状態がわかる大切なものだよ。

ごはんくん


いつまで手作り離乳食を続けたらいい?

生後8週をすぎたあたりから、普通の手作りごはんに変えましょう。

どの犬種も、生後8週くらいをすぎると成長期に入ります。

そのあたりから徐々に具材を大きくしたり、飲み込みやすい離乳食ごはんから一般的な手作りごはんに変えて、タンパク質やカルシウムを意識したごはん作りをしましょう。

モナさん

チャーハンは美味しいモナよー!

 

参考文献

阿部又信著(2008)「動物看護学全書 第8巻 [改訂3版]動物看護のための小動物栄養学」監修 日本小動物獣医師会 動物看護士委員会 ファームプレス社.

太田百合子監(2015)『やさしくわかる 月齢別 離乳食のきほん辞典』西東社.

岐阜赤十字病院:栄養課『豆知識No.2 消化に良い食品・注意したい食品』日本赤十字社.

須崎恭彦著(2006)『ナチュラル派のための イヌに手作りごはん』ブロンズ新社.

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