今年の1月ごろから栄養面で開発に携わっていたボウルズフレッシュドッグフードが6月に販売開始しました。
社長の藤岡さんからお声がけいただき、はじめての打ち合わせでボウルズの説明を受けたとき、めちゃくちゃ惹かれました。
食材だけしか使っていなかったり、あれもこれも食べようねというスタイルなど、いろんなところにキュンとするポイントがあって、その日のうちにボウルズが大好きになり、ぜひ、私にやらせてください!!とお返事しました。
出来上がってる手作りごはんじゃなくて、飼い主さんが自分でつくる手作りごはん。こんな素晴らしいお仕事に携われるって、なんてありがたいことなんだろう…と思いました。
ボウルズを知れば知るほど、もう、いますぐ私が関わるすべての飼い主さんにも犬と暮らしていない親友にも教えたい!!!と思い、情報解禁の販売日が待ち遠しかったです。
今日は、ひたすらボウルズに対する思いを書きます。
この記事の著者
- ペット栄養管理士
- 犬の管理栄養士
- 上級食育アドバイザー
- 日本ペット栄養学会正会員
- Bowls Fresh Dog Food 開発チーム
- 手作りごはん歴7年
- 食品衛生管理者
くわしいプロフィール
自身と暮らしているチワワがフードを食べなくなったことがきっかけで、手作りごはんに興味を持つ。
日々実感する手づくりご飯の魅力を伝えるべく、犬のごはん作りに関するブログ「チワワごはん」を開設。
ブログ運営の傍ら、犬の食事相談や栄養指導に励み、指導数は100匹以上にのぼる。
現在は、企業とのレシピ開発やコンサルにも力を注いでいる。
ブログ月間1.5万PV以上、インスタグラムのフォロワーは3.6万人ほど。著書「栄養満点なチワワごはんの作り方」
ボウルズフレッシュドッグフードの好きなところ
さっそく、ボウルズの好きなところを語ります。
ボウルズの好きなところ1:保存料やビタミンが無添加で、食材だけでできているところ!!
私がとくに惹かれた部分は、食材だけを使っているところ。保存料もビタミン剤も添加されていない!!
人の食品もそうだけど、パッケージ的に体に良さそう!食材だけしか使ってなさそう!と思っても、成分をみると酸化防止剤とか香料とか旨味成分とか使われてることがほんっっとに多い。
昆布だしですら、化学処理して昆布の旨味だけを取り出した粉を使っているものが多い。化学出汁じゃん。と思ってしまう。
はぁ、本当に安心できる。
ボウルズの好きなところ2:人間が食べる食材を使っていて、手作業で下処理していたりと、もう手作りごはんじゃん…と思う
熊本の工場で手作業でお魚の骨を一つ一つ抜いたり、かたくて食べにくいお肉のスジを取り除いたり、なんかもう、手作りごはんじゃん!と思いました。
調理動画のなかでは、お魚も丸々1匹使っているし、お肉もかたまり肉をカットしている。
人間用には使えないお肉やお魚のあまった部分をつかってるとかじゃなくて、本当に私たち人間が食べる食材を使っているのがわかってすごく安心。
ボウルズの好きなところ3:調理過程がみえるから安心できる
私は自分がつくるごはん以外は、見えないところが気になるタイプ。
だれが、どうやって、どんな食材を?がすごく気になる。キッチンきれいかな?本当に食べもの使ってるかな?とか。
ボウルズはそのあたりがすごく透け透けなところがいいと思った。画像はね、ボウルズのインスタにあげられてる動画。はぁ最高。
だれが作っているのかどうやって、どんな食材で?が公式サイトでもインスタグラムでもまるわかり。
だからとっても安心できるし、胸を張ってあげられる。私もたまに食べてるけど、犬のごはんを食べている感?がなくてすごくいい!!!!
裏側をみせられるのは、作っている工程や食材に自信があるからだろうし、見てもらって、安心してほしいからだと思う。そのあたりがすごくいいと思った。
ボウルズの好きなところ4:自分でつくるところ
下処理&加熱済みの食材が届いて、お皿に盛り付けてレンジでチン。新しい手作りごはんの形だと思った。フードくらい手軽で、愛情もしっかり込められる。
レトルトパウチに入った手作りごはんももちろんいいんだけど、普段自分でごはんを作っている私からすると、加工食品に近い感覚になる。ボウルズにはその感覚がない。
誰かが私のかわりに食材を切って、蒸しておいた食べものを食材ごとでわけて冷凍で送るね。栄養面とか不安だと思うから、食材の種類も量とかこっちである程度決めておくね。という感じ。
冷凍庫をあけて、自分で食材をえらんでつくる感覚は、まさに自分で愛犬にごはんを作っている感覚。しかもビタミンとかミネラルとかの添加物とかがないからほんとに、なんだろう、手作りごはんという感じ。
添加物が入っていないレトルトパウチに詰められた手作りごはんは、ほかの添加物を含むレトルトごはんと比べて罪悪感を感じなったけど、ボウルズはもっと罪悪感を感じなかった。加工感がないからかも。
手作りごはんを作りたい。でも栄養面が不安。食材はなにを?どのくらい?って思ってる人とか、からだにいいものをあげたい。いまのフードも100点かと聞かれると正直不安…手作りごはんする人増えてるらしいけど難しそうだし大変そう。という人にすごくいい食品だと思った。
ボウルズの好きなところ5:いろいろな食材からいろいろな栄養素を。という自然な考え方がいい
栄養面も1日で完ぺきに!というフードよりな考えではなく、1ヶ月でみたときに必要な栄養素をとろう。という手作りごはんよりの考えかた。偏らずにいろんな食材を食べようね。という感覚。
藤岡さん自身が愛犬に手作りごはんを作っているから、そんな考えになるんだろうなと思った。はぁ…ステキ。
フードなどの犬のごはんは、1日で完ぺきなごはんを目指す。人のごはんは違う。
学校給食は1ヶ月を目安に食材のバランスを考える。1ヶ月で必要な栄養素を満たすように計算するけど、実際に食べる時の1人あたりの栄養素まではみっちり計算しない。1人お味噌汁150ml。白米は150gと毎日行うのは現実的ではないから。
それなのに、犬のごはんだけなぜか毎日完ぺきな栄養素を満たすことがゴールに設定されている。同じ動物なのにカロリーや栄養素、水の量など数字が一番大切とされている。
私たち人間は毎日食べるものがちがうし、調理法も違う。犬たちは毎日同じ食べもので、調理法も同じ。それが年単位で続いていく。それが健康とされている。私はおかしいと思う。
毎日ちがうものを食べるからいろいろな食材からいろいろな栄養素がとれる。
同じお肉でも含まれているアミノ酸の量やビタミン・ミネラルの量は大きく変わる。現に子供は、栄養素の偏りを防ぐため、偏食を防ぐため、好き嫌いをなくしてなんでも食べられる子供になるよう母親から食事指導をうける。
藤岡さんは、「毎日同じごはんじゃなくて、犬たちにもごはんを食べることの楽しみや喜びを増やしたいんです。アレルギーや栄養バランスの面で考えても、いろんな食べものを食べることが大切だと思っています。」と言っていた。
海外ではフードローテーションと呼ばれ、主流になってきているらしい。
その考えにものすごく共感しました。一日で必要な栄養素を、じゃなくて、1ヶ月単位で満たすという考え。ビタミン剤ではなく食材そのものから栄養素を補う考え。藤岡さんの話を聞きながら、すごく頷いてました。
わかります!とかじゃなくて、同じ考えの人に出会えたことと、そんな方が作ろうとしている素晴らしいごはんのお手伝いができることに感動し、胸が熱くなって、なかなかスラスラと言葉がでてこなかったのを覚えています。
ボウルズは、ずっと牛肉メイン!ではなく、お魚が届いたり、豚肉が届いたりと定期的に食材を変えることをモットーにしている。メインタンパクだけじゃなくて、野菜も変わるし、穀物も芋からオートミールとかに変わったり…最高すぎる!!!!!
ボウルズの好きなところ6:食材にムラがあって自然なのがたまらない
たまに大きく切られたブロッコリーやごぼうが混ざってることがあるんだけど、私はそれがすごく魅力に感じている。
私がつくるごはんみたいで安心するし、ふふってなる。
お魚の出汁とかコラーゲンを氷みたいにかためたキューブには、お魚の皮も混ざってるんだけど、皮が多いものと少ないものがあって、ムラがある。
そのまばらな感じが自然ですごくいい。
ボウルズのすきなところ7:スプーン1杯で数種類の食材がパパっとあげられる
これだけの食材をあげようと思うと、買ってきて切って茹でて…と時間と手間がかかる。
ボウルズはスプーンですくってレンジであたためるだけで、満足度も栄養価も高い食事がつくれる。
私は一切調理していないから手を抜いているけど、栄養面は一切手が抜かれてないのがすごく不思議…。
これはある日のモナのごはん。
スプーンで3回すくってレンジであたためるだけで、こんなに食材があげられて、こんなに栄養素があげられる…
革命的…。
ボウルズの好きなところ8:レシピが多すぎて自由度が高いから、好き嫌いやアレルギー、食べムラも工夫できる
ボウルズは、食材の組み合わせで全24ものレシピがつくれます。24…!?
今日は牛肉とブロッコリーのごはんを食べようね~。飽きてきたらとり肉食べようね~ってできるのは、食べムラが多いチワワなどの小型犬と暮らす飼い主さんにとって、すごく心強いと思います。
栄養面でももちろん◎
食材の偏りは栄養素の偏りなので、あれもこれもあげられるボウルズはそれだけいろんな栄養素がとれるということ!!
はぁ、素晴らしい。
いろんなごはんを味わいたいモナ
私とボウルズ
販売に向けて、栄養面で相談したい。いろいろとアドバイスが欲しい。ということで、お仕事がはじまりました。ありがたいです。
ボウルズ以外もそうだけど、私はつねにモナを意識してお仕事しています。
モナに誇れる仕事をしたいし、モナにも自信を持ってあげられるように。モナにあげるごはんを計算しているイメージです。
栄養素の計算と換算(各食材と各レシピ)
まずはじめに、犬に必要な栄養素の種類を代謝カロリーごとで計算して、表を作りました。
人間の場合は体重で必要な栄養素量を割り出すのですが、犬は人間と違い、犬種によって体型が大きく変わり、体積が大きく変わります。そのため、体重ではなく代謝カロリーをもとに栄養素を割り出します。
調理後の食材の栄養素を調べる前に、それぞれの食材の部位を確認しました。そのほか、いもの皮はむいているのか、にんじんの皮はついているのか、お肉の脂身はどれくらい取り除いているのかなどを聞きました。
調理後の食材の栄養素量を人間用のデーターベースで調べて、犬用に変換していきます。犬と人間では吸収率のちがいから、若干数字が変わる栄養素がいくつかあります。
いまだに指を使って引き算、足し算をするくらい数字がニガテなので、5回ほど計算しなおして、10回は見返しました。
つぎは、食材を組み合わせた時のレシピに含まれる栄養素を計算しました。体に貯まる脂溶性ビタミンが多くないか、各レシピで不足しやすい栄養素はどれか、などもチェックしました。
ボウルズを100%で食べる愛犬が、栄養素の過剰症を引き起こさないかにすごく注意しました。栄養素のとりすぎは毒になるため、そのあたり慎重に。
ボウルズは手作りごはんに不足しがちな亜鉛も多いし、多い栄養素がレシピごとでバラバラだから栄養不足の心配は少ない。
このレシピにはどんな栄養素が多いのか?改善点があるとしたらなにか?とかを考えて、栄養素の量的にもう少しこの食材を減らしたいとか、これはこのままでよさそうですとか、各レシピでおすすめできない病気などもお伝えしました。
もう、すっごく楽しかった!!!
案出し
飼い主さんに、栄養面でわかりやすくボウルズの良さを感じてもらうには、1ヶ月で栄養素を取るしくみなど、どうしたらよいのかを考えることに。
スイッチをいれるため、ノートとボールペンを持って前から気になっていたカフェへ。あんまりコーヒーはおいしくなかった。パソコンにいれたマインドマップでもいいんだけど、私はやっぱり紙とペンが一番アイディアが湧いてくる。
情報をわかりやすく届けることはすごく好きなことだし、大好きな栄養のこととボウルズのことをもっと飼い主さんにわかりやすく知ってほしい。そんな思いで私なりに考えた案を出しました。
ここに書きたいけど、企業秘密に近いところだし、まだ実装していないこともあるから一部だけのせます。字が汚い…
案を出すのも好きだな〜
公式インスタグラムの動画作成
栄養の計算が終わり、私の役目は終わりかな…と思っていたころ、今後もボウルズの開発メンバーとしてご協力いただけないでしょうか。とお誘いをうけました。もう、すっっっごく嬉しかったです!!!!!
お仕事内容は、すでにあるレシピに食材を加えたアレンジレシピの作成と動画撮影、編集。夏は夏バテ対策レシピや冬は寒さ対策レシピ。かんたんな病気ケアのレシピなど。
ぎゃーーーー!!!楽しそう!!!!!
もう二つ返事で、ぜひ!!!と言いたかったのですが、何日か考える時間をいただきました。私にできるのか…と急に不安になったからです。
レシピの作成はできそうですが、動画撮影や編集はブログレベルのもので、自信がありませんでした。こんな私が企業のコンテツを作成してもよいのだろうか…。藤岡さんが期待しているレベルの動画を撮れるのか。とか…
きっと、藤岡さんは私の知識とか仕事に対する熱量とかこだわりとかを見てくれて、頼んでくれてるんだろう。私で良ければその期待に答えたい!!!という結論にいたり、ぜひ、やらせてくださいとお返事しました。
ボウルズ専属のペット栄養管理士
動画作成と同時に、専属のペット栄養管理士として飼い主さんからの栄養素や食材に関する相談にのっていただきたい。とお誘いをいただきました。
本当に光栄です。飼い主さんとボウルズの役に立てることも嬉しいし、私の知識が役立てることも嬉しい。
ボウルズをあげている飼い主さんと繋がりたいし、もう、なんでも遠慮なく相談してほしいなぁ。
飼い主さんに不安が1ミリでもあるのはイヤ。飼い主さんが自信満々にボウルズをあげて、より楽しいごはんの時間を愛犬といっしょに「おいしいね〜」って過ごしてほしい。
大好きなボウルズにこれからも関われることがとにかく嬉しいです。ありがたいです。
ボウルズフレッシュドッグフードがもっともっと広まったら嬉しいな
私はボウルズのことが大大大好きだけど、みんなボウルズを食べるべきとは思いません。人によってごはんへの考え方はあるし、犬との暮らしかたもちがう。違っていい。
ただ、たくさんの選択肢のなかから選ぶことが大切だと思う。ドライフードしか知らなかったらドライフードしか選択肢がない。犬の食事は選択肢が少なすぎる。
ドライフードや手作りごはん、ボウルズ、レトルトの手作りごはん、生食とか、たくさんの犬のごはんの存在を知る。そのなかから自分と愛犬に合ったごはんを選ぶ。そうすると、お互いにもっと楽しいごはんの時間になって、もっとステキな毎日になるんじゃないかなと思う。
ボウルズは、飼い主さんがつくるごはんだけど調理の手間がかからないし、栄養面への不安も少ないごはん。選択肢として新しすぎる。革命的。
ドライフードもあるし、手作りごはんもあるし、ボウルズもある。数年後はそんな選択肢が当たり前になってたらいいなぁ。
公式サイトでは、全24ものレシピや工場で実際に作られている様子を見ることができます☺
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