犬のごはんには味付けをしてはいけない、と思っていませんか?
飼い主さんが思っているよりも、意外と犬にあげてもいい調味料は多いです。
今回は、愛犬の体に負担がかからず、喜んで食べてくれる調味料を紹介します。
愛犬が高齢や病気などで食欲が減っている場合や、好き嫌いでごはんを食べないときなどにぜひ活用してみてください。
味がうすく、少しだけなら犬にも調味料はOK!

味の薄い調味料、かつ少量であれば、ごはんに味付けをしても大丈夫です。
天然の出汁や、しょうゆなどの調味料は、犬にもあげられます。
逆に、ソースやめんつゆ、味の素などの調味料は、犬にとって濃い味付けになります。
愛犬の腎臓に負担がかかってしまうので避けましょう。
味付けをしたごはんは、嗜好性がアップしますが、毎日は作らないようにしましょう。
愛犬が、味付けされたごはんじゃないと食べない!と、わがままをしやすくなるからです。
基本は素材だけの味なしごはんで、たまに味のついたごはんを作る、くらいがベストです。
9:1くらいのバランスが理想的です。
1週間に1回であれば、味をつけたごはんをあげても大丈夫です。
愛犬におすすめの調味料
- お酢
- しょうゆ
- みそ
- ごま油
- ターメリック
- 豆乳
- かつお節
私の愛犬、チワワのモナさんに好評な調味料をまとめました。
私が実際にモナさんのごはんに使っている量(2食分)や、レシピ、ポイントなどを解説していきます。
星の数でわかる食いつき度もチェックしてみました

味を変えることで、ごはんに変化が出て食欲を刺激するよ!
お酢

食いつき度
お酢の匂いや味は犬の食欲を刺激するため、食欲不振の犬におすすめです。
私はおもに玄米酢や、りんご酢を使っています。
モナさんは玄米酢の方が好きで、お酢をごはんに使うとあっという間に完食します。
レシピ例.玄米黒酢のオートミール炒め

お酢は、おじやに使うよりもチャーハンなどの炒め物と相性がよく、食いつきもいいです。

酸味が好きモナよ
お酢は、油と材料を炒めるタイミングで一緒に鍋にいれます。
軽く炒めることで、お酢の酸味をとばし、食べやすくします。
しょうゆ

食いつき度
しょうゆは、愛犬が大豆製品が苦手でもあげやすい調味料です。
しょうゆって味濃ゆいけど大丈夫なの?と思うかもしれませんが、少量であれば味は濃ゆくならないので大丈夫です。
お魚と白米の上に醤油を少し垂らすと、犬用海鮮丼のできあがりです。
レシピ例.サーモンの海鮮丼

みそ

食いつき度
みそには、大豆のうまみ成分や乳酸菌がたっぷり含まれています。
愛犬にあげられる発酵食品なので、お腹にもやさしい調味料のひとつです。
味噌を薄く伸ばして、愛犬に野菜たっぷりお味噌汁を作ってあげると、喜んで食べてくれます。

心にしみるモナ〜
みその塩分は大丈夫なの?
余分な塩はおしっことして体の外にだされます。
そのため、少量であればあげても大丈夫です。
ただし、毎日みそを大量に与えることはやめてください。
レシピ例.手羽元みそしる

みそは、小さじ1杯くらいが目安です。
ごま油

食いつき度
ごま油は私の愛犬の大好物の一つで、調理しているときからソワソワしだします。
食材をごま油で軽くいためてから煮ると、ごま油の風味が香るごはんの完成です。
レシピ例.ごま油とささみおじや

ごま油は少しだけでも香りがあるので、2gほどで大丈夫です。
ターメリック

食いつき度
匂いがとても特徴的ですが、モナさんはターメリックが大好物です。
どんなに嫌いな食べ物を使っても、ターメリックをいれるだけで完食します。
手作りごはんの本でも、犬たちからの人気の高い食材としてひんぱんに紹介されているので、愛犬の偏食でお困りの方はぜひ、ターメリック使ってみてください。
レシピ例.ささみと手羽先カレー

ターメリックの量は、ほんのすこしで大丈夫です。
材料を一度お水で煮て、具材に火が通ってから仕上げにターメリックをいれます。
豆乳

食いつき度
私の愛犬はお魚が苦手ですが、豆乳といっしょに煮ると食べてくれることが多いです。
豆乳とバターを使ってシチューを作ってあげると、とても喜んで食べてくれます。
私は、味のついていない無調整豆乳を使っています。
レシピ例.豆乳と鮭シチュー

2食分のシチューで、だいたい100mlの豆乳を使います。
かつおぶし
食いつき度
かつおぶしは、やさしい匂いと味で愛犬の食欲を刺激できます。
栄養素もたっぷりで、つかいやすいので、食材としてはかなり優秀です。
レシピ例.かつおぶしとお肉のスープ

犬にあげたらいけない調味料は?

- お酒
- みりん
- スパイス類(こしょう・とうがらしなど)
- カレー粉
- マスタード
犬にとって、お酒やみりん、胡椒、とうがらしなどは有害なので、与えないでください。
愛犬のごはんに味付けするときは離乳食を意識しよう!

犬のごはんに味をつけるときは、人間の赤ちゃんの離乳食と同じように、薄味を意識しましょう。
食欲がない犬や、体力をつけるために食べないといけないのに、全くごはんに興味をしめしてくれない犬などに、ぜひ作ってみてください。
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