ノミ取り首輪を買おうか迷っているけど、安全性が気になる。
愛犬の体に悪いものだったらなるべく使いたくない。
と思っているあなたのお悩みを解決します。
この記事を読むと、ノミ取り首輪の副作用がわかり、愛犬に使っても大丈夫なのかを知ることができます。
私の愛犬はアスファルトの道路よりも、草むらが大好きで、お散歩するときは虫が多そうな道を通ることが多いです。
そんなときに、ペットボックスでノミ取り首輪を見つけたのですが、これって安全なのかな?と思いました。
ノミ除けを首輪に?なんか安心できないなぁ、と思ったので、実際にノミ取り首輪の副作用や危険性を調べてみました。
犬のノミ取り首輪の2つの副作用
- 肌が荒れる可能性がある
- 長く使えば使うほど中毒になる可能性がある
ノミ取り首輪をつけていると起こりうる副作用は、2つです。
それぞれをくわしくお話ししていきます。
副作用1:肌が荒れる可能性がある
犬用のノミ取り首輪に含まれがちなピリプロキシフェンは、犬の皮膚に影響を与えることがわかっています。
Petra Bizikova氏によると、ピリプロキシフェンを含むノミ駆除用の薬を3匹の犬に使った実験で、1匹は薬をたらした部分にのみ肌の炎症が見られ、残りの2匹は全身に水疱などができ、皮膚の奥深くまで炎症をおこしていたことがわかっています。
また、今回みられた皮膚の炎症は、農薬の副作用の皮膚疾患ににていたということもわかったそうです。
参考Dinotefuran/pyriproxyfen/permethrin pemphigus-like drug reaction in three dogs.
ノミ取り首輪に含まれるピリプロキシフェンの濃度で皮膚が荒れることはわかりませんが、ピリプロキシフェンは農薬に近いジャンルで、犬の肌によくない、ということは確かです。
副作用2:長く使えば使うほど中毒になる可能性がある
フェノトリンを含むノミ取り首輪を長期間使うと、フェノトリン中毒になる危険性があります。
犬がフェノトリン中毒になると、皮膚にかゆみやただれを引き起こす可能性があり、場合によっては、けいれんや呼吸困難を引き起こすこともあります。
また、首輪をつけた部分を何度もなめたりした場合、目や鼻などに炎症をもたらすこともあるので、ノミ取り首輪をつけたあとにも注意が必要です。
結果:ノミ取り首輪は愛犬にあまりよくなく、長期間の使用はしない方がいい
だいたいのノミ取り首輪には、さきほどご紹介したピリプロキシフェンとフェノトリンが含まれています。
私もノミ取り首輪を実際に買ってみましたが、ベタベタしていて、変なニオイがして、これを愛犬につけるのかぁ、、と思いました。
すぐに症状がでるわけではありませんが、別の方法でノミ・ダニ対策できたらなぁと思っています。
安全なノミ取り首輪はないの?
私が探したところ、どれも農薬に似たような成分を使用していて、安全性の高いノミ取り首輪はみつけられませんでした。
ノミ取りを安全に行うには、ノミ取りクシでよく溶かしたり、掃除機をこまめにかけることしかなさそうです。
調べていくうちにわかったことは、ニームという植物をつかったノミよけスプレーは、安全性が高いと感じました。
もうすこしニームについて調べてみてから、記事にしますので、少々おまちください。
さいごに:ノミ取り首輪は使わない方がいいかも
犬も人間も、首は皮膚がうすく、外からの影響を受けやすいので、あまりつけたくないなぁと思いました。
今回、ノミ取り首輪について調べてみて、デメリットの方が多く感じたので、私は使わないでおきます。
もちろん、ノミをとることも大切ですが、愛犬の体にやさしくなくては、使いたくないというのが正直な感想です。
安全なノミ取り首輪がでてくれたら1番いいのですが、、
もし、ノミ取り首輪を使うのであれば、毎日は使わず、首輪をしたあとにお風呂にはいるか、首回りをぬるま湯で拭いてあげると、副作用を軽減できるかもしれません。
参考文献
PARASITIPEDIA.net 外部寄生虫に対する犬の獣医用のフェノトリン:マダニ、ハエ、ノミ、シラミ、ダニ
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