愛犬のつめから尻尾まで、タンパク質という栄養素でできています。
タンパク質をじゅうぶんに摂っている愛犬は、爪もしっかりしていて、被毛がキレイです。
今回は、タンパク質のはたらきや不足するとどうなるか、摂りすぎた場合にどうなるかを解説します。
また、タンパク質を多く含む食べ物もまとめたので、よかったら参考にしてください。
この記事の著者
- ペット栄養管理士
- 犬の管理栄養士
- 上級食育アドバイザー
- 日本ペット栄養学会正会員
- Bowls Fresh Dog Food 開発チーム
- 手作りごはん歴7年
- 食品衛生管理者
くわしいプロフィール
自身と暮らしているチワワがフードを食べなくなったことがきっかけで、手作りごはんに興味を持つ。
日々実感する手づくりご飯の魅力を伝えるべく、犬のごはん作りに関するブログ「チワワごはん」を開設。
ブログ運営の傍ら、犬の食事相談や栄養指導に励み、指導数は100匹以上にのぼる。
現在は、企業とのレシピ開発やコンサルにも力を注いでいる。
ブログ月間1.5万PV以上、インスタグラムのフォロワーは3.6万人ほど。著書「栄養満点なチワワごはんの作り方」
タンパク質は犬の体をつくり、免疫力にかかわる
タンパク質は、体をつくる材料になる栄養素です。
車で例えるとフレームやバンパー、タイヤなどの車を作る大切な部品です。
タンパク質は、脳を動かすために必要な物質(神経伝達物質)を作ったり、体の重要なデータのようなもの(遺伝子)を作ります。
体の中身を作るだけでなく、皮膚や目、爪、足、骨、筋肉など、すべてタンパク質をもとに作られています。
タンパク質が不足すると?
ひふや爪、被毛などがもろくなります。
エネルギー不足になり、免疫力や集中力の低下、低血糖などを引き起こします。
タンパク質を摂りすぎると?
タンパク質を摂りすぎると、血糖値が上がり肥満になりやすくなります。
さらに、タンパク質を摂りすぎると腎臓に負担がかかります。
タンパク質が多い食べ物
- 鶏肉(もも、むね、ささみ、軟骨など)
- 牛肉(ひき肉、もも、ヒレなど)
- 豚肉(バラ肉、ヒレ、ももなど)
- 卵
- 魚(さんま、さば、マグロ、たらなど)
- チーズ
- ヨーグルト
- 豆(大豆、小豆、黒豆、ひよこ豆、きな粉など)
タンパク質は、ほとんどのお肉やお魚、豆に含まれています。
どれにタンパク質が多いんだろう?と思った時は、おかずになるもの。と覚えておくと思い出しやすいです^^
参考文献
医療情報科学研究所編(2018) 「なぜ?どうして?① 基礎栄養学」メディックメディア社.
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