成犬のトイレのしつけってどうやって教えたらいいの?
外で覚えているんだけど、家の中でトイレを覚えさせたい。
トイレを覚えさせやすくなるグッズとかってある?
というあなたのお悩みにお答えします。
この記事を読むとわかること
- 成犬のトイレのしつけかた
- 外でトイレを覚えている犬を室内で覚えさせる方法
- 私が使ってみてわかったトイレを覚えやすくなるグッズ
私の愛犬は4歳の時に引っ越したため、トイレトレーニングが1からになりましたが、
新居で2週間ほどでトイレを覚えました。
トイレを覚えたら室内を自由にできるのに。と思っている人や、しつけができていない保護犬を迎えて、トイレのしつけに困っている人は、ぜひ読んでみてください。
この記事の著者
- ペット栄養管理士
- 犬の管理栄養士
- 上級食育アドバイザー
- 日本ペット栄養学会正会員
- Bowls Fresh Dog Food 開発チーム
- 手作りごはん歴7年
- 食品衛生管理者
くわしいプロフィール
自身と暮らしているチワワがフードを食べなくなったことがきっかけで、手作りごはんに興味を持つ。
日々実感する手づくりご飯の魅力を伝えるべく、犬のごはん作りに関するブログ「チワワごはん」を開設。
ブログ運営の傍ら、犬の食事相談や栄養指導に励み、指導数は100匹以上にのぼる。
現在は、企業とのレシピ開発やコンサルにも力を注いでいる。
ブログ月間1.5万PV以上、インスタグラムのフォロワーは3.6万人ほど。著書「栄養満点なチワワごはんの作り方」
2週間でできる成犬のトイレのしつけ方【室内で放し飼いを目指す人向け】
成犬のトイレのしつけ方は、3つのステップにそって進めていきます。
- トイレシーツを敷き詰める
- トイレしていない部分を減らす
- 一箇所になったトイレトレーニング完了!
1.トイレシーツを敷き詰める
期間:1週間
ステップ1では、愛犬がどこでトイレをしたいのかを探るため、愛犬がトイレを失敗しやすい場所や、愛犬がいつもいる場所にトイレシーツを敷き詰めます。
愛犬の部屋がある場合は、部屋全体にトイレシーツをしいて、どこでもトイレができるようにしておきます。
こうすることで、愛犬がどこをトイレにしたいかがわかります。
成犬になると、飼い主さんがトイレにしたい場所を決めて、トイレここだよ!と教えても、嫌だ!という場合が多いです。
見た目は悪いですが、私が試したトイレトレーニングの中で、一番効果的で、成功確率が高いので、今は我慢しましょう。
2.トイレしていない部分のトイレシーツを減らす
期間:1週間
トイレシーツを敷き詰めて1週間ほど様子をみていると、トイレする場所がだいたいわかってきます。
全くトイレされていないトイレシーツを取りのぞいて、最後の1枚か2枚になるまで続けましょう。
このステップが最も重要なので、1週間かけてゆっくり行いましょう。
3.一箇所になったら完了
だんだんトイレシーツを減らしていくと、愛犬がトイレにしたい場所が決まります。
もし、トイレシーツを減らすと失敗するようになるのであれば、トイレシーツを増やしましょう。
私の愛犬はトイレを覚えましたが、おしっことうんちでトイレシーツをわけたいらしいので、つねに3枚ほどしいています。
これで放し飼いしても、自分でトイレに戻ってくれるようになります。
外でトイレを覚えている犬を室内でトイレさせる方法
- トイレを音で覚えさせる
- 散歩中にしたおしっこをトイレシーツにつけて室内におく
- トイレシーツにできたら褒めちぎる
- 徐々にトイレシーツを減らしていく
散歩や庭でトイレを覚えた犬は、室内でのトイレを覚えるのに時間がかかるので、根気よく楽しく教えましょう。
1.トイレを音でおぼえさせる
期間:3週間
愛犬が散歩でのトイレ中に、「トイレトイレー」や「しっこしっこー」と、トイレの掛け声を覚えさせましょう。
モゴモゴいうと伝わらないので、はっきり愛犬の方をみながら声をかけます。
愛犬がトイレをするタイミングを見逃さないようにして、トイレをするたびに必ず声かけをしてください。
気づいたらトイレしてた!という時でも、声をかけるようにしてください。
2.散歩中にしたおしっこをトイレシーツにつけて室内におく
期間:2週間
散歩中におしっこしたら、その場でトイレシーツにおしっこをつけるか、トイレットペーパーにつけて持ち帰りましょう。
おしっこがついたトイレシーツを室内にしいて、おしっこのにおいを持ち帰ります。
外でトイレを覚えた犬は、ケージやサークルの中ではしない場合が多いので、なるべく愛犬のケージから離れたところにトイレシーツを何十枚かしきましょう。
この場合も、広い範囲でトイレシーツを敷いて、愛犬が好きな場所でトイレできるようにしておきましょう。
この段階では、愛犬からすると「家の中でおしっこのにおいがする、変な感じ。」このくらいの感覚なので、無理にトイレさせようとしなくて大丈夫です。
3.トイレシーツにしたら褒める
期間:3週間
自分のおしっこの匂いがするトイレシーツが家にあるので、愛犬によっては、ここでトイレしたらいいのね。と気づいて勝手にトイレする場合もあります。
おしっこをつけたトイレシーツの周りや近くでトイレをしたら、目を見ながら、とびっきり褒めましょう。
トイレじゃない場所で愛犬がトイレしそうな仕草をみせたら、トイレシーツをしいたエリアに連れていき、散歩中のトイレの掛け声をかけましょう。
私の愛犬のトイレ前の仕草は、動画のようにソワソワしだします。
そのほかにも、地面をかぐ、くるくるまわり出す、急に何かを思い出したかのようにソワソワするなどの行動があります。
4.徐々にトイレする場所を少なくしていき、一箇所になったら完了
期間:1週間
トイレされていないトイレシーツを減らしていき、トイレする場所が固定できたらトレーニング完了です。
留守番中や寝ているときにトイレをきちんとできていた場合は、「すごいねー!」と、軽く声をかけるだけにしましょう。
【まじで失敗が減った…】トイレのしつけで役立つグッズ
引っ越し後のトイレのしつけは、今回の記事で解説した方法に加え、洗えるしつけ用トイレシーツのワンマーを補助的に使いました。
いままでしつけ用スプレーを10本以上使いましたがどれもほとんど効果はなく、どうせ…と思っていたのですが、このワンマーは本当に失敗が減りました。
普通のトイレシーツだけでもトイレのしつけは可能です。私はこのシーツでしつけが楽になったので、今回の記事で解説したやりかたでもできず、もうムリ!と思ったときは頼ってみるとよいと思います。
成犬にトイレを教えて思ったこと:成犬は一度覚えたらはやい
成犬のときの方が、トイレの覚えがはやいと感じました。
一度覚えるとはやいので、まずは1回成功することを目指しましょう。
この年だしもう無理かな。と諦めずに、1ヶ月後に今よりできているといいな、くらいの気持ちで教えると飼い主さんも気楽にトイレトレーニングができます。
愛犬にトイレを覚えさせて、お互い過ごしやすい暮らしを手に入れましょう!
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