犬に食べさせたらいけない食べ物の中で有名なのがネギ類ですよね。
玉ねぎだけでなく、ニンニクや長ネギ、ニラも犬に与えてはいけない食べ物です。
ただ、個人差があり、ちょっと食べただけで、吐いたり血尿してしまう犬もいれば、1個丸々食べても平気な犬もいるようです。
今回は、ネギ類を食べてはいけない理由と、食べてしまったときに何が起きるか、どのくらいの量を与えると危険なのか、などをまとめました。
この記事の著者
- ペット栄養管理士
- 犬の管理栄養士
- 上級食育アドバイザー
- 日本ペット栄養学会正会員
- Bowls Fresh Dog Food 開発チーム
- 手作りごはん歴7年
- 食品衛生管理者
くわしいプロフィール
自身と暮らしているチワワがフードを食べなくなったことがきっかけで、手作りごはんに興味を持つ。
日々実感する手づくりご飯の魅力を伝えるべく、犬のごはん作りに関するブログ「チワワごはん」を開設。
ブログ運営の傍ら、犬の食事相談や栄養指導に励み、指導数は100匹以上にのぼる。
現在は、企業とのレシピ開発やコンサルにも力を注いでいる。
ブログ月間1.5万PV以上、インスタグラムのフォロワーは3.6万人ほど。著書「栄養満点なチワワごはんの作り方」
ネギ類は犬にとって危険な理由
ネギ類に含まれる成分が、犬にとって有害だからです。
玉ねぎの成分(n-プロビルジスルフィドなど)が原因とされています。
それらの成分が犬の赤血球を壊し、吐血、血尿などを引き起こします。
症状
たまねぎ中毒になり、血を吐く、オシッコに血が混ざる、下痢、発熱などがみられます。
リスクがある量
体重1kgにつき、15〜20g。
この量を越えてネギ類を与えると、中毒になる可能性が出てきます。
>>【どうしてダメなの?】犬が食べてはいけない食べものの理由まとめにもどる
参考文献
阿部又信著(2008)「動物看護学全書 第8巻 [改訂3版]動物看護のための小動物栄養学」監修 日本小動物獣医師会 動物看護士委員会 ファームプレス社.
全国動物保健看護系大学協会 カリキュラム検討委員会編(2014)「動物看護学教育標準カリキュラム基準 専門分野 動物栄養管理学」 監修左向敏紀 インターズー社.
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