犬に食べさせたらいけない食べ物の中で有名なのがネギ類ですよね。
玉ねぎだけでなく、ニンニクや長ネギ、ニラも犬に与えてはいけない食べ物です。
ただ、個人差があり、ちょっと食べただけで、吐いたり血尿してしまう犬もいれば、1個丸々食べても平気な犬もいるようです。
今回は、ネギ類を食べてはいけない理由と、食べてしまったときに何が起きるか、どのくらいの量を与えると危険なのか、などをまとめました。
この記事の著者
- ペット栄養管理士
- 犬の管理栄養士
- 上級食育アドバイザー
- 日本ペット栄養学会正会員
- 手作りごはん歴6年
- 食品衛生管理者
くわしいプロフィール
愛犬のチワワ、モナがフードを食べなくなった事がきっかけで手作りにごはんに出会う。自身の経験を活かし、企業や個人からの依頼をもとに手作りごはんやおやつのレシピ開発・提供、栄養管理アドバイスなどに励んでいる。飼い主さんからの食事相談件数は70以上にものぼる。
目次
ネギ類は犬にとって危険な理由

ネギ類に含まれる成分が、犬にとって有害だからです。
玉ねぎの成分(n-プロビルジスルフィドなど)が原因とされています。
それらの成分が犬の赤血球を壊し、吐血、血尿などを引き起こします。
症状
たまねぎ中毒になり、血を吐く、オシッコに血が混ざる、下痢、発熱などがみられます。
リスクがある量
体重1kgにつき、15〜20g。
この量を越えてネギ類を与えると、中毒になる可能性が出てきます。
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参考文献
阿部又信著(2008)「動物看護学全書 第8巻 [改訂3版]動物看護のための小動物栄養学」監修 日本小動物獣医師会 動物看護士委員会 ファームプレス社.
全国動物保健看護系大学協会 カリキュラム検討委員会編(2014)「動物看護学教育標準カリキュラム基準 専門分野 動物栄養管理学」 監修左向敏紀 インターズー社.
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