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なぎ
7歳のチワワのモナの飼い主。
犬の管理栄養士/ペット栄養管理士/上級食育アドバイザー

自身の経験を活かし、企業様との手作りごはんやおやつのレシピ開発・作成から、商品を売りたい飼い主さんへのレシピ相談などに精を出している。

愛犬の毎日をもっとステキに!をモットーに当ブログ「チワワごはん」で情報発信中。
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【実話】映画「犬部」をみて胸が熱くなった話

当ページのリンクには広告が含まれています。

私は、Amazonプライムで実話やノンフィクションをみることが好きで、プライム側からおすすめされる映画にはほとんどがドキュメンタリー系。

そのなかで、犬部!という映画を何か月から前からおすすめされていたが、ファンタジーそうな映画のパッケージになかなか気が向かなかった。

ほんわか系だと勘違いしていた犬部!の映画

しかし、レビューを見てみると評価は高く、「ただの青春ストーリーではない」「ペットと暮らしている人、飼おうとしている人はみてほしい」「現実的な問題を取り扱っている」と、実話好きの私にピッタリの映画のようだった。

実際に犬部をみてみて、犬が好きでたまらなく、みんなの命を救いたいという主人公の言動すべてに心を打たれた。

印象に残っているシーンは、「俺は一匹も殺さない」といい、獣医師免許取得に必須である犬を使った外科手術の研修をボイコットした場面。

動物保護や動物実験、育児放棄など、かなりナイーブな問題を取り扱っているため内容は濃く、とても考えさせられます。

私たち飼い主や犬や猫に関わる人が知っておくべき内容だと感じたので、ブログでご紹介しようと思いました。

目次

犬部!映画のかんたんなあらすじ

主人公の花井颯太は獣医大学の学生で、かなりの犬好き。

映画犬部!のあらすじをイラスト化
黒いチワワを主人公の花井とし、あらすじをイラストで描きました

飼い主がおらず行き場のない犬たちをアパートに迎え入れ、授業が終わると一目散に家に帰り、一匹ずつ愛情をかけて育てる日々。

映画犬部!のあらすじをイラスト化

ある日、花井は迷子になっている犬をみつける。

映画犬部!のあらすじをイラスト化

表情が暗くニコっともしないからという理由でニコと名付け、飼い主を探す間アパートで育てることに。

同じ獣医大学の学生で、花井の保護活動を手伝っている友人が「外科実習で使う犬が逃げたので見かけたら連絡を」というポスターを大学でみつけ、花井のアパートで見かけたニコがそうだと気づく。

映画犬部!のあらすじをイラスト化

教授にニコの居場所が知られてしまい連れて行かれそうになるが、かたくなに花井のもとから動こうせず苦しそうに声をあげるニコ。

映画犬部!のあらすじをイラスト化

すると教授が「その犬は花井君に譲ります。ここまで逃げてきた生命力を奪うことはできない。犬の命を救うのが獣医師です。」といい、ニコの命を救う。

映画犬部!のあらすじをイラスト化

ニコがきっかけで花井は、行き場のない犬や猫を保護し飼い主を探すサークル「犬部」を結成する。

犬部結成後には一匹も殺したくないという思いで外科実習のボイコットし周囲を騒がせ、開業医になってからは飼育放棄されていた犬や猫を救おうと連れて帰ると窃盗の疑いで逮捕されてしまうことも。

犬部のメンバーに支えられながら開業後も「命を救うのが獣医師」という信念を貫き、行き場のない犬や猫を救う一人の獣医師のストーリー。

犬部の主人公のモデルとなった獣医師

犬部の主人公のモデルとなった獣医師は、東京のハナ動物病院で院長を務める太田快作さんという方で、実在します。

犬部は青森県の北里大学獣医学部に実際にあったサークルで、現在は「北里しっぽの会」と名前を変えて、後輩たちが保護活動の精神を受け継いでいます。

現在も、ハナ動物病院での診察をしながら飼い主のいない犬や猫の保護活動にいそしみ、ときには被災地に赴き犬猫の避妊去勢手術を無償で行ったりと学生の頃と変わらず精力的に活動しています。

犬部!をみた感想:獣医師へのイメージが変わり主人公の生き方に感動した

率直な感想は、こんなに犬好きな獣医師っているんだ…。花井さん(主人公)みたいな獣医師が増えたら安心して愛犬を任せられるだろうなと思いました。

私が愛犬を迎える前の獣医師のイメージは花井さんやムツゴロウさんのような動物好きの方がなるイメージでした。

しかし、愛犬と暮らしてみて動物病院に行くと殺伐としており、愛犬の顔もみず声掛けもない淡々としている獣医師がほとんどで、ショックを受けたのを覚えています。

犬部を見て、日本に本当の犬が大好きな獣医師がいると知り、獣医師のイメージがよくなり、希望が持てました。

動物病院の良さを語るときには最新機器や症例数の多さ、実績ではなく、犬や猫への想いだとあらためて感じました。

また、花井さんの働きかたに感銘を受けました。

花井さんは、お金のためではなく犬や猫を救いたいという内側から溢れる気持ちで仕事をしています。

フードや子猫の出産費用などでお金を使い果たし自分の食事が買えなくても幸せを感じられるのは、やりたいことをやり、使いたいことにお金を使っていおり、心が満たされているからだろうなと感じました。

最近読んだ本によると、年々少年たちが犯罪を起こす理由が変わってきているそうです。

戦後初期は貧困や食糧難からくる食材の窃盗だったのが、いまでは衣食住が満たされているにも関わらず、倫理観や道徳観の欠如、さみしさなど、心が満たされていないことが犯罪の原因になることが多いです。(参考:作田明.面白くてよくわかる!犯罪心理学)

子供ですら幸せを感じずらくなっている時代で、花井さんのような働きかたは新鮮に感じ、私もこんな人生を歩みたいと思いました。

私が犬部!をみて学んだこと

  • 動物保護に関わるボランティアは多くても獣医師は少ない
  • 本気で犬を想っている獣医師もいる
  • たくさんの犬の飼育を放棄している人はメンタルケアが必要な場合がある
  • 動物愛護センター(保健所)の環境を変えることで飼い主がみつかりやすくなる
  • 当たり前、仕方ないと考えずに一度立ち止まり考えることが大切

動物保護や飼育放棄の実態だけでなく、自分がやれることを一生懸命やることの大切さが学べました。

犬部をみてからは私もなにかしたい!と活動意欲があふれ、ブログ執筆へのエネルギーチャージができました。

保護活動の小さなきっかけづくりとして、保護犬や猫の存在を知らない人に伝える記事も書いていきたいと思いました。

私の夢である保護犬や猫をみんな受け入れ、手作りごはんをあげて育てたいという思いは大きくなりました。

こんな人におすすめ

  • ペットを飼いたいと言ってきたお子さんがいる家庭
  • 一人暮らしで犬や猫を飼いたいと考えている人
  • いま犬や猫と暮らしている人
  • 過去に犬や猫を亡くし、心にモヤがかかっている人
  • 獣医学生
  • 感動モノよりは現実的な映画が好きな人
  • 保護犬や保護猫のことをあまり知らない人

犬や猫と関りがある人が犬部を見ると満足できると思いました。

現飼い主はもちろん、これから犬や猫を迎えたい人が保護犬や保護猫の存在を知る事で救える命が増えるだけでなく、動物を迎えることを現実的に考えることができます。

動物保護や飼育放棄など扱っているテーマは重ためですが難しくなく、血などのショッキングなシーンもないため、ペットを飼いたいと話すお子さんとみることで犬を飼うことについていっしょに考えることができます。

犬部をみるだけでも立派な保護活動といえる。そう思える内容です。

さいごに:犬部!をみてやる気や勇気をもらえた

犬部からたくさんのことが学べ、みずから保護活動をする花井の生き方をみていると元気が湧いてきて、やる気がチャージできました。

ハナ動物病院のインスタグラムで見られるのですが、実際に保護され飼い主のもとで育つ犬や猫の表情は世界に色を取り戻したようにパッと明るくなっている姿をみると、とても胸があたたかくなります。

犬部はAmazonプライムでしか配信されておらず、ネットフリックスやユーネクストなどでは見られないため、私はAmazonプライムでみました。

Amazonプライム会員に登録すると30日間のお試し期間があり、その期間は無料で映画を見ることができます。

犬部も対象のため、会員でない方はこの機会に登録してみてはいかがでしょうか。

>>犬部!をプライムビデオでみる

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