犬が食べてはいけない食べ物って?食材一覧とその理由

犬の手作りごはんを始めようと思った時、最初に確認するべき事項の1つです。

今回は、犬が食べてはいけない食べ物と、注意が必要な食べ物にわけました。

手作りごはんで与えてはいけない食べ物

これらの食べ物は一般的に犬に与えてはいけない食べ物とされています。

ちょっとでも犬にあげたら死んでしまうということではありません。

  • チョコレート
  • ネギ類
  • トマトのヘタやジャガイモの芽
  • 甘味料や香辛料

量にもよりますが、落ちているのを食べてしまったりすると、健康被害がでる可能性が高いので気をつけましょう。

 

チョコレート


犬が多量のチョコレートを食べると、チョコレートに入っている成分(テオブロミン)に強く反応してしまうために、有害とされています。

ちなみに、この成分はコーヒーにも含まれています。

理由

犬の体がカカオ豆に含まれている、テオブロミンに対しての反応性が高いことが原因です。

症状

嘔吐、下痢、うんちやおしっこを漏らし、痙攣などを起こし死に至ることもあります。

リスクがある量

犬の体重1kgあたり90、100mg。

100mgのテオブロミンってどのくらい?

だいたい、ガーナの板チョコ1枚分(110mg)です。

 


 

ネギ類

犬に食べさせたらいけない食べ物の中で有名なのがネギ類です。

犬だけでなく人間が玉ねぎを多量に食べると最悪の場合、死に至ることもあります。

ちょっと食べただけで、吐いたり血尿してしまう犬もいれば、1個丸々食べても平気な犬もいるようです。

MEMO

玉ねぎだけでなく、ニンニクや長ネギ、ニラも与えてはいけない食べ物とされています。

理由

ネギ類に含まれる成分が、犬にとって有害になってしまうからです。

玉ねぎを切った時に涙を出させる作用をもつ物質(アリプロピルジスルフィルド)も原因とされています。

カンタンに説明すると、その原因物質が赤血球を壊し、吐血、血尿などを引き起こすと言われています。

症状

中毒になり、血を吐く、オシッコに血が混ざる、下痢、発熱など。

リスクがある量

体重1kgにつき、15〜20g。

この量を越えると、玉ねぎ中毒になる可能性が出てくるそうです。

モナさん

たまにニンニク食べるけど、なんともないよ。
ニンニクのウソホント

モナさんの言う通り、わたしはたまにニンニクをちょっとだけごはんに入れます。

犬の手作りごはんの本には、ニンニクを良しとする本もあれば、ダメ!と言う方もいます。なのでハッキリとは言えないのが現状です。


 

トマトのヘタやジャガイモの芽

トマトのヘタ、ジャガイモの芽はアルカロイドというグループに入ります。

アルカロイドとは、植物に存在する物質で、人や犬にとって"毒"とされているものが多いです。

チョコレートに含まれているテオブロミンもその一種です。

例えば、ニコチンやコカインなども同じアルカロイドに入ります。

理由

生物毒の一部で、犬や人にとって神経系を攻撃する毒物を持つためです。

症状

興奮状態になる、まひ、幻覚をみるなど。

リスクがある量

私たち人間でも自ら進んで食べる部分ではなく、毒に分類されているので、犬にも与えないでください。

 


 

甘味料・香辛料(キシリトールなど)

あまり犬の手作りごはんに使うことはないと思いますが、

甘味料の中でも、犬にとってもっとも危険な部類に入るキシリトールについての説明です。

MEMO

ターメリック(ウコン)や、パセリ、セロリなどのハーブは、犬にとって注意が必要な食べ物には含まれていません。

理由

犬がキシリトールを食べると、体内で多くのインスリンを出してしまうからだそうです。

(ちなみに人はキシリトールを摂取しても、インスリンが出ないそうです。)

症状

インスリンを多く出されたことで、低血糖になり、肝機能の低下が見られます。

リスクがある量

人間用のキシリトール入りガム2〜3枚。

 


 

ここまでが、犬に与えてはいけない食べ物です。

手作りごはんをつくる以外でも、拾い食いや間違えてあげてしまわないように気をつけましょう。

 

手作りごはんで注意が必要な食べ物

ここからは、与えてはいけない食べ物ではなく、少し注意が必要な食べ物です。

  • 牛乳
  • ほうれん草
  • 鶏の骨

ちょっと気になる点があるだけで、絶対に使ってはいけないということではありません。

 

牛乳

人間でもたまにいるように、牛乳を飲むとお腹を下すという体質の人。

犬ではその割合が多く、それを乳糖不耐症といいます。

ただし牛乳を飲んでも平気な犬もいます。(モナさんもその一匹です。)

理由

乳糖を分解する酵素が少ないため。

症状

犬の場合、下痢などが一般的みたいです。

リスクがある量

個体によってバラバラです。

犬は牛乳が合わない子が結構いるみたいなので、無理してあげる必要はありません。

ヨーグルトにも乳糖が?

牛乳だけでなく、乳糖が入っているヨーグルトもあります。

(成分表示に乳糖と書いてあるものは、乳糖が使われています。)

犬にあげるときには、なるべく無糖のヨーグルトを選びましょう。


 

ほうれん草

葉酸やカリウムが豊富なほうれん草ですが、野菜の中ではシュウ酸カルシウムが多い部類に入ります。

そのため、犬にあげる時には少し手間をかけることで安心して与えることができます。

理由

ほうれん草に含まれているシュウ酸カルシウムが、尿結石の引き金になる可能性があります。

尿結石の原因は、尿のphなど様々ですが、ほうれん草自体が尿結石の原因になるとは載っていませんでした。

症状

尿結石症の引き金になることがあります。

リスクがある量

特になし。

使う前にさっと茹でて水につけておくとシュウ酸カルシウムが、7〜8割減らせるそうです。

 


 

鶏の骨

これはわたしが実際に経験したので、注意が必要な食べ物として書いておきます。

結論からいうと、鶏の骨を一本食べたモナさん「が、粘膜のようなものがついた血便をしました。

理由

調べてみると、鶏の骨は縦にさけるためのどや胃に傷をつける可能性が高いそうです。

症状

透明のドロっとしたものがついた便や血便、下痢を繰り返す。

モナさんは、元気と食欲があったので病院には連れて行きませんでした。

それからは鶏の軟骨だけをあげています。

モナさん

骨うまいんだもん。

リスクがある量

個体によります。

鶏の軟骨や、圧力鍋で骨をボロボロにしてあげている方もいるようです。

 


 

これら以外の食べ物は、基本的になんでもOK。

1つ1つの食材をこれは食べられる?これはダメ?という考え方は、今日でやめましょう。

基本的に犬にあげてはいけない食べ物は、小動物や赤ちゃんにあげてはいけない食べ物に似ているので覚えやすいと思います。

 

参考資料

独立行政法人 国民生活センター 高カカオをうたったチョコレート

公益社団法人 埼玉県獣医師会 犬のキシリトール中毒に注意

生物毒:いろいろな生物の毒の話 植物毒 アルカロイド

阿部又信(2008)『動物看護学全書 第8巻 [改訂3版]動物看護ための小動物栄養学』日本小動物獣医師会 動物看護師委員会監修,ファームプレス社.

須崎恭彦(2009)『愛犬のための がんが逃げていく食事と生活』講談社.

山田忠雄ほか(2017)『新明解国語辞典』第七版 特装青版,三省堂社.

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