老犬の食欲アップが狙えるおすすめの食べ物

年をかさねるにつれて、まったくごはんを食べてくれなくなった。

食欲のないシニア犬の食欲をよくするおすすめの食べ物ってなに？

できれば、与え方とトッピングのしかたも知りたい。

という方のお悩みを解決します。

この記事を読むと、ごはんを食べない老犬におすすめの食べ物を知ることができます。

与え方までわかるので、食材さえあれば今日からでも食べさせることができます。

とりあえず、なんでもいいから食べて欲しい。何か私にできることはないかな？と思っている飼い主さんはぜひ読んでみてください。

ごはんを食べない老犬におすすめの食べ物

老犬の食欲をアップさせるには、食材の「におい」と「油」がポイントです。

理由は、犬が嗅覚で食べるか食べないかを判断していること、油のにおいが好物であること。の２つです。

においが強い食べ物や、油っぽい食べ物を選ぶことで、老犬の食欲アップが狙えます。

上記の食べ物が、どうして食欲のない老犬にいいのかをくわしくお話ししていきます。

ごはんを食べない老犬におすすめのお肉

老犬には、牛ひき肉や豚バラなどの脂身が多いお肉や、ジビエ肉がおすすめです。

とくに牛ひき肉は消化にも良いため、ごはんを全く食べていない老犬の体に、あまり負担をかけずに食べさせることができます。

油っぽいため、大量にあげすぎるとおなかを壊しやすくなるので、量には気をつけましょう。

太り気味だから、カロリーが少ないお肉がいい。
もともと食が細いから、一度でたくさん栄養がとれるお肉がいい。
病気がちだから、あまり体に負担がかからないお肉がいい。と思っている方は、ジビエ肉がおすすめです。

>>食欲不振の老犬にジビエ肉がおすすめな理由

お肉類の与え方

お肉は茹でると、胃腸に負担をかけずに与えることができます。

ですが、食べることが大切なので、焼いたお肉が好きな場合は、焼いたお肉を与えましょう。

生はダメなの？

生食用として売られているお肉(馬肉など)ならOKです。

馬肉以外のお肉を生で食べることは、賛否両論ありますので、飼い主さんの判断次第です。

ごはんを食べない老犬におすすめのお魚類

さばやさんまは、脂身が多いため、食欲を刺激しながら、お魚の栄養をたっぷりとることができる食材です。

お魚の油には、体の老化をおさえるはたらきがあるため、老犬に食べさせたい食材の一つでもあります。

お魚類の与え方

火を通して、骨を取り除いて、油ごと食べさせましょう。

さばやさんまは生ではおすすめできませんが、刺身が好きなのであれば、生のマグロなどを与えても大丈夫です。

ごはんを食べない老犬には納豆やしそがおすすめ

納豆が好物な犬は多く、栄養素もたっぷり含まれているので、食欲のない老犬におすすめです。

一緒に乳酸菌(納豆菌)も食べさせられるので、疲れた腸を元気にし、食欲不振の改善が期待できます。

しその匂いは、犬によりますが、食欲を刺激します。

しそは、がんを遠ざけ、老化に対抗する成分が豊富なので、老化とたたかうシニア犬におすすめです。

納豆としその与え方

生、加熱どちらでも大丈夫です。

納豆に味付けは不要です。

ごはんを食べない老犬におすすめの乳製品

ヨーグルトやチーズは、とても食いつきが良いです。

ヨーグルトは無糖のもの、チーズはナチュラルチーズを与えましょう。

ナチュラルチーズとは、パルメザンやチェダーチーズ、カッテージチーズなどのことです。

手軽にあげられるチーズは、スーパーでも売っている緑色のクラフトのパルメザンチーズです。

乳製品の与え方

ヨーグルトやカッテージチーズなどの水分の多い乳製品は、トッピングの最後に盛りつけましょう。

かための粉チーズなどは、具材としてお水に溶かして煮込む方法がおすすめです。

チーズの匂いがごはん全体にいきわたるので、食欲のないときでも食べてくれます。

ごはんを食べない老犬には、油がおすすめ

食いつきをあげる油のなかでも、ひまわり油やえごま油、ごま油がおすすめです。

ひまわり油やえごま油は、病気をはねのけるはたらきがあるので、食欲を刺激しながら、愛犬の体を病気に負けない体にすることができます。

ごま油の匂いが食欲をそそるのは、人間だけではありません。

私の愛犬は、嫌いな食べ物にごま油をかけてあげると、とても美味しそうに食べています。

油の与え方

小さじ一杯を目安に、トッピングとしてかけてあげましょう。

「油をかけるのってなんとなく抵抗がある。」

と思うかもしれませんが、私たちがフライパンで何かを焼くときに、油をしくのと同じで、少量であれば問題はありません。

ごはんを食べない老犬には、好物がおすすめ

当たり前ですが、好物は一番食いつきが良いです。

カステラやパンは食べるんだけど、、というお話をよく伺います。

ごはんを全く食べないのであれば、好きな食べ物を中心に食べさせても大丈夫です。

ですが、やはり栄養面も気になるので、ごはんと一緒に与えるようにしましょう。

好物の与え方

好物を小さく切って、ドッグフードとトッピングの上にのせて、与えてみましょう。

好物と一緒に出汁を少しでも飲んでくれた場合は、たくさん褒めてあげましょう。

ごはんを食べない老犬ごはんのトッピングのつくりかた

実際に食材を使って、ドッグフードのトッピングのつくりかたを解説していきます。

材料

材料は今回ご紹介した食材や、愛犬が好きな食材を使ってください。

お肉かお魚１、野菜(海藻やきのこもOK)１の割合がおすすめです。

１.７kgのチワワの２食分で上記の量です。

ドッグフードの量を半分減らして、その半分を手作りごはんとしてトッピングしていきます。

具材を小さく切って、お鍋に入れます。

お水は、材料が浸るくらい(約150mlほど)入れましょう。

具材は、犬が食べられない食べもの以外であれば、どれを選んでもOKです。

>>犬に与えてはいけない食材

弱火で具材に火が通るまで約１０分ほど煮込みます。

ぬるくなったら、ドッグフードにかけたら出来上がりです。

家にドッグフードがなかったので、そのまま食べてもらいました。

与え方

まずは、匂いから嗅がせてみて食べさせてみましょう。

プイっとされた場合は、スプーンで口元に持っていくと、食べてくれたりします。

食べないようであれば、脂身の多いお肉を使ってみたり、チーズ(市販の粉チーズでOK)、ごま油などをかけてあげてみましょう。

食欲をかきたてるためなので、油の量は３〜５gくらい、チーズは２gくらいで大丈夫です。

ごはんを食べたがらない老犬は、一食分のごはんの質をあげ、美味しそう！を意識することが大切です。
そのため、高カロリーで大好物がたくさん！でOKです。「食べない」を減らしていきましょう。

老犬ごはんのトッピングでよくある質問

ドッグフードだけ残したんだけど…？

それでもOKです。

食べた！を増やしていくと食べることに慣れ、体力がついてきて少しづつドッグフードも食べるようになるので、続けていきましょう。

栄養の摂りすぎにならない？

ごはんを食べない老犬の場合、なりません。

摂りすぎよりも、栄養が不足しないように意識しましょう。

一応、手作りごはんのつくりかたをみておきたい。

トッピングを作るときに１度目を通しておくと、不安が消えます。

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犬の手作りごはんの基本がわかる「はじめかた」教室 犬の手作りごはんをはじめてつくる人のための教室です。この記事を読めば、手作りごはんの始め方が１５分でわかります。

トッピングを控えた方がいい場合は？

療法食を食べている。

病気を持っていて、食事に制限がある。

などの食事の内容に制限がある場合は、やめた方がいいです。

獣医師さんに「ドッグフードを食べないから、野菜やお肉をトッピングしてあげたい」と相談してみてください。

もし獣医師さんにダメと言われたら？

野菜からとった出汁をドッグフードにかけてあげましょう。

野菜の出汁はおしっことして毎日外にでる栄養素なので、摂りすぎになることはありません。

老犬におすすめの野菜は、きのこ類、昆布類と、キャベツ、トマト、大根、にんじんなどです。

お家にある野菜で大丈夫です。

具材とお水をいれて煮込んだらできあがりです。

出汁は愛犬のごはんにつかって、残った野菜は飼い主さん用に一度炒めて、水を足してスープにすると美味しく食べられます。

まとめ：老犬の食欲不振にこまったら「トッピング」をとりいれてみよう！

手作りごはん100%ではないので、ごはんを作ったことがない人でも取り入れやすいと思います。

ドッグフードを全く食べずに元気がないよりも、ドッグフードと少しの手作りごはんで、少しだけど食べてくれた！という方が健康的ですよね。

栄養もたっぷりとれるので、100%手作りごはんはちょっとなぁ、、という方も安心して作れます。

愛犬が好きな食べ物を中心にごはんを作って、毎日を楽しく過ごしましょう！