犬に加熱した鳥の骨を安全に食べさせる方法はないのかな?
圧力鍋を使って食べられるらしいけど、どうやってやるの?
骨をあげるメリットとか、どんな栄養が豊富なのか知りたい。
という方に役立つ記事です。
この記事を読むと、犬に安全に鳥の骨をあげる方法と、圧力鍋をつかった鳥の骨の調理方法やメリット・デメリットがわかります。

手作りごはんで手羽先を使ったときに、骨を見つめていた愛犬をみて、
どうにかして愛犬に鳥の骨を食べさせられないか
と思ったことをきっかけに、圧力鍋で骨をやわらかくして食べさせよう!と思い、実践してみました。
鳥の骨って圧力鍋でどのくらい時間、加熱したらいいんだろう?
誰か私のかわりに調べてくれた人はいないのかな?と思っている方は、ぜひ読んでみてください。
愛犬に鳥の骨を安全に食べさせるなら「やっぱり圧力鍋」

やはり、圧力鍋でしっかり加熱した方が安全です。
お鍋で半日かけて鳥の骨を煮込んだこともありますが、美味しそうな出汁がとれるだけで、骨は全く柔らかくなりませんでした。
お鍋で普通に加熱した鳥の骨を、愛犬が食べてしまったことがありますが、そのときは血便をしていたので、普通に火を通すだけでは、安全には食べられませんでした。
その点を踏まえて、今回は安全な鳥の骨の調理方法を圧力鍋で試しました。
つかうもの

- 圧力鍋
- 鳥の骨8本(今回は手羽)
- 水5カップ
- 薄く切ったしょうが 2スライス
しょうがは、くさみとりで入れています。
安全な鳥の骨のつくりかた

圧力鍋にフタをして、高圧モードにします。
安全ピン(おもり)があがるまで強火にかけます。

安全ピン(おもり)があがったら、弱火にして1時間半加圧します。

安全ピン(おもり)がさがったら、できあがりです。

指でおしてつぶれるほど、やわらかいです。
念願の鳥の骨を実食

ガリっとした音もなく、やわやわしています。
とても美味しいようで、何度もおかわりをもとめられました。
圧力鍋をつかって安全に、愛犬の念願だった鳥の骨をあげることができました。

あと5本は食べたいモナ
犬に鳥の骨をあげるメリットとデメリット
- 骨をつよくしながら病気の予防に
- 栄養バランスがとれる
- カルシウム足りてないかも。という心配が減る
メリット1:骨をつよくしながら病気の予防に

鳥の骨には、カルシウムを中心にリン、マグネシウムなどの、骨を強くするミネラルが多く含まれています。
鳥の骨を食べることで、骨に多いミネラルだけでなく、骨の中の血液に多いビタミンB群も摂らせることができます。
そのため、おいしく栄養補給でき、疲れや食欲不振などが改善できます。
メリット2:栄養バランスがとれる
いつものごはんといっしょに、鳥の骨を食べさせることで、栄養バランスのとれたごはんになります。
お肉を中心に食べていると、どうしても”リン”の摂りすぎになりやすいです。

リンとカルシウムは1:1が理想的です。
ささみや牛もも肉などのお肉は、かなりリンが多いので、お肉といっしょにカルシウムをあげるとGOOD!
リンを摂りすぎると、骨がもろくなることがあるので、愛犬の足・腰のためにもリンの摂りすぎは防ぎたいです。
リンの摂りすぎをふせぐには?

リンの摂りすぎをふせぐためには、お肉と骨をいっしょに食べることが大切です。
リンとカルシウムは、お互いがライバルのような存在なので、同じ量でないときちんと働きません。
にわとりのお肉の場合、骨と一緒に食べると、比率が1:1.5になるため、とても理想的です。
メリット3:カルシウムが足りていないかも。という心配が減る

「手作りごはんはカルシウムが足りていないことが多いって聞くけど、大丈夫なの?足りてる?」
とよく聞かれますが、手作りごはんでもカルシウムはとれています。
とくに意識しなくても、毎日つかう野菜や海藻に、カルシウムが含まれているからです。
ただ、動物性の食材からカルシウムをとった方が利用率があがります。
利用率って何?

海藻に1のカルシウムが含まれていても、体内では0.5ほどになり、お肉やお魚に1含まれていると、1の分だけカルシウムがとれる。ということです。
つまり、ひじきなどの野菜からではなく、鳥の骨を食べさせた方が、しっかりカルシウムがとれる。ということです。
鳥の骨を愛犬に食べさせることで、
「手作りごはんでカルシウムちゃんととれてる?」
と聞かれても、
「とれてます!」と自信をもって言えることができますね。
デメリット1:カルシウムのとりすぎに

鳥の骨を毎日たくさんあげていると、カルシウムの摂りすぎになります。
鳥の骨は栄養がたくさん!といっても、あげすぎはよくないので、1週間に1回、または1ヶ月に1回ほどの頻度にしましょう。
その程度の頻度であれば、量に制限はありません。
愛犬にこうやってあげよう!鳥の骨の活用法
- そのままごはんに
- 乾燥させてふりかけに
- 小分けに冷凍して作り置き用に
ごはんの材料に使ったり、

レンジで水分を飛ばして、愛犬用ふりかけにしても美味しく長く使えます。

小分けして冷凍保存しておくと、便利です。
パパッと使いたい時におすすめです。

毎回圧力鍋で1時間半加熱するのは手間がかかるので、私は1パック手羽先や手羽元を買ってきて、一気に調理しています。
ちょこちょこ使えて、手間がかかるのは一度だけなので、楽チンです。

出汁は油っぽいので、1週間に1回ほど、2〜3倍に薄めて使いましょう。
まとめ:圧力鍋を使って、念願だった鳥の骨をあげたら喜んでいた

今回、圧力鍋を使って、はじめて愛犬に鳥の骨をあげてみましたが、とても喜んでいました。
試しに一口あげてから、ずっとキッチンをウロウロしていたので、かなり美味しかったのだと思います。

鳥の骨の入ったごはんを冷ましている時も、待ちきれずにごはんスペースにいき、配膳を待ち遠しそうにしていました。

なかなか出てこないモナ

愛犬の念願だった骨を安全に食べさせることができ、愛犬の嬉しそうな表情をみることができました。
食材も手軽で栄養も満点なので、お家に圧力鍋がある方は、ぜひつくってみてください。
私が今回使った圧力鍋:パール金属の圧力鍋(4,000)
愛犬の鳥の骨を柔らかくする用として、値段がお手頃で小さめの圧力鍋。を探していた私にはピッタリでした。
これからも愛犬の笑顔のために、パール金属の圧力鍋と、せっせと鳥の骨に圧力をかけていこうと思います。
2021年3月2日追記:半年ほど使ってみた感想

週に一回は使っていますが、鍋底の汚れが気になるくらいで、値段のわりには長持ちしています。
なかなか使える圧力鍋で値段もお手頃なので、圧力鍋を持っていない方は、この機会に揃えてみてはいかがですか^^
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