チョコレートは、犬に与えてはいけない食べ物の1つです。
ただ、愛犬によって個体差があるため、少しでもチョコを食べてしまったら生命に関わる、というわけではありません。
犬がチョコを食べてしまったらどんな症状がでるのか、どのくらいの量が致死量になるのかダメなのかなどをまとめました。
愛犬がチョコを食べてしまった!
どのくらい食べたら危険なのかな…
チョコを食べたらどんな行動をとるの?どうしたらいい?
と思っているあなたのお悩みを解決します。
今すぐ結論を知りたい!と急いでいるあなたへ
- 犬がチョコを食べてしまってキケンな致死量は、体重1kgにつき板チョコ1枚ほど
- チョコの致死量は愛犬によって変わるため、注意が必要
- 念のため病院に行った方がいい
- 犬がチョコを食べて中毒になると嘔吐や下痢、けいれんなどをひきおこす
この記事の著者
- ペット栄養管理士
- 犬の管理栄養士
- 上級食育アドバイザー
- 日本ペット栄養学会正会員
- Bowls Fresh Dog Food 開発チーム
- 手作りごはん歴7年
- 食品衛生管理者
くわしいプロフィール
自身と暮らしているチワワがフードを食べなくなったことがきっかけで、手作りごはんに興味を持つ。
日々実感する手づくりご飯の魅力を伝えるべく、犬のごはん作りに関するブログ「チワワごはん」を開設。
ブログ運営の傍ら、犬の食事相談や栄養指導に励み、指導数は100匹以上にのぼる。
現在は、企業とのレシピ開発やコンサルにも力を注いでいる。
ブログ月間1.5万PV以上、インスタグラムのフォロワーは3.6万人ほど。著書「栄養満点なチワワごはんの作り方」
犬がチョコを食べた!どんな症状がでるの?
嘔吐、下痢、うんちやおしっこを漏らし、痙攣などを起こします。
その場をウロウロしたり、いつもとは違う行動をとることもあります。
量によっては、生命の維持が難しくなることがあります。
犬のチョコの致死量:ガーナの板チョコ1枚ほど
甘い板チョコには、だいたい100mgのテオブロミンが含まれています。
犬の体重1kgあたり90、100mgのテオブロミンを食べると命に関わってくるため、小型犬は、ガーナやロッテなどの板チョコを1枚まるまる食べるとかなり危険です。
ダークチョコレートや高カカオチョコレートは、テオブロミンを含む量が多いため、より少ない量で中毒になる可能性があがってしまいます。
愛犬がチョコを食べてしまったら、どうしたらいい?
チョコを食べたことがわかったら、念のために病院に行き、獣医師さんに診てもらった方がいいです。
チョコによる中毒は、チョコを食べてすぐに症状がでずに、数時間〜数日ほどかかります。
さっきチョコ食べたみたいだけど、元気そうだから大丈夫みたい!と、思っていると、あとから症状がでてきた…ということもあります。
甘いチョコなのか、ダークチョコレートなどを獣医師さんに伝えるとスムーズに診察ができます。
犬がチョコレートを食べてはいけないわけ
犬が多量のチョコレートを食べると、カカオ豆に含まれる成分(テオブロミン)に強く反応してしまうからです。
そのために、犬にチョコレートは有害です。
テオブロミンはコーヒーにも含まれているため、犬にコーヒーもNGです。
>>【どうしてダメなの?】犬が食べてはいけない食べものの理由まとめにもどる
参考文献
独立行政法人 国民生活センター 高カカオをうたったチョコレート
阿部又信(2008)『動物看護学全書 第8巻 [改訂3版]動物看護ための小動物栄養学』日本小動物獣医師会 動物看護師委員会監修,ファームプレス社.
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