犬の手作りごはんって栄養バランス崩れそう。
栄養学とか知らない私が作ると、愛犬が栄養不足になりそう。
なにかコツとかあるのかな?
と思っている方にぜひ読んで欲しいです。
この記事を読むと、どんなに栄養学をしらない方でも、栄養バランスが良く、栄養素満点なごはんが作られるようになります。

この作り方は、須崎恭彦さんという、獣医師が教えている手作りごはんの作り方をもとに、私なりのコツを加えています。
実際に、私はこの作り方で愛犬が病気になったり、栄養不足になったことは一度もありません。
ではさっそく、栄養バランスを良くする手作りごはんのコツをみていきましょう。
栄養バランスのいい犬の手作りごはんを作るコツ

- 野菜を4種類以上つかうこと
- きのこや海藻を毎食使うこと
- 食材の割合をおなじにすること
この3つをおさえるだけで、栄養満点な手作り食が作られます。
野菜を4種類以上つかうこと

野菜には、犬にとって大切なビタミンをたくさん含んでいます。

ビタミンは野菜に多い栄養素で、お肉やお米にはあまり含まれていません。

4種類以上野菜をつかうと、いろいろな栄養素がとりやすくなるので、手作りごはんをつくるときは、最低でも野菜は4種類使いましょう。
きのこや海藻はできれば毎食いれること

きのこや海藻には、葉野菜や根菜などには含まれていない栄養素がたくさん含まれています。
がんを遠ざける食物繊維が豊富なので、栄養バランスを保ちながら、病気の予防ができます。
そのため、栄養満点なごはんを作ってあげるなら、意識して取り入れた方が良い食材です。
きのこと海藻を毎食ごはんに!ではなく、どちらか一方だけでもOKです。
まとめてみると、、

野菜を3つと、きのこや海藻を合わせると、かなり栄養価のたかいごはんをつくることができます。
栄養満点なごはんの作り方は、1:1:1

食材を3つにわけて、同じ量ずつ揃えると、栄養バランスをキレイに保つことができます。
- お肉・お魚・豆
- 野菜
- お米・パン・麺
だいたいの目分量でOKです。

重さや食材数ではなく、割合でみましょう。
写真は、とりもも肉、白米、にんじん、しょうが、小松菜、わかめ、きのこがはいっています。
ちがうメニューでみてみると、こんな感じです。

お肉類、お魚類、野菜(きのこ、海藻含む)、お米類が1:1:1にするだけでOKです。
1:1:1でつくると、栄養満点な理由は?

1:1:1の作り方の手作りごはんを食べている愛犬が、健康そのものだからです。
1:1:1の手作りごはんをはじめてから2年たった頃の健康診断結果をお見せします。

おしっこやうんち、異常なしでした。

血液検査の結果も、異常なしでした。
ミネラルやタンパク質もしっかり摂れていることがわかります。
動物病院に行くと、毎回「病気知らずの毛艶だね!」と褒められます。

私も手作りごはんをはじめたばかりのときは不安でしたが、実際に手作りごはんを食べている愛犬や毛並みをみて、手作りごはん=栄養バランスが崩れる。ということはないと体感しています。
栄養満点ごはん作りに役立つ1:1:1シート

栄養満点な手作りごはんが作れているかが一目でわかる、栄養満点ごはんシートを作りました。
シートを使ってみると、今回お伝えしたコツをおさえながら、カンタンに栄養満点なごはんが作れます。
栄養満点ごはんシートの使い方
今日使う材料をなんとなく決めたら、栄養満点ごはんシートに当てはめていきます。
「1.写真で見る犬の手作りごはんの基本レシピ」の材料を当てはめました。

箇条書きの部分は、必ず入れて欲しい食材の数です。

写真を長押しすると保存できますので、携帯にいれておいて、確認しながらつくると、ごはん作りに役立ちます。
箇条書きが全て埋まれば、栄養満点ごはんのできあがりです。
まとめ:3つのコツをおさえるだけで誰でも栄養満点犬ごはんが作れる!

私はサプリメントや漢方などはあげておらず、すべてスーパーで売っている食材だけで作っています。
珍しい食材や、難しい計算をしなくても、きちんと栄養素が摂れていることがわかります。
3つのコツをおさえるだけで、ビタミンやミネラルなどの栄養学を知らなくても、栄養満点なごはんを作ることができます。
ここまで来れば、もうカンタンです!
参考文献
須崎恭彦(2009)『愛犬のためのがんが逃げていく食事と生活』講談社.
日本食品標準成分表2015年版(七訂)
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