犬は塩分を控えた方がいいの?というお問い合わせをいただいたことがあります。
健康な犬の場合は、とくに塩分を控える必要はありません。
なにごともバランスが大切で、与えすぎ、与えなさすぎは健康によくありません。
今回は、犬に塩分が必要なのか?塩のはたらきなどをまとめました。
塩分を摂りすぎる傾向のある犬の特徴も解説しますので、気になる方はみてみてください。
この記事の著者
- ペット栄養管理士(歴5年以上)
- 犬の管理栄養士 / 上級食育アドバイザー
- 日本ペット栄養学会 正会員
- Bowls Fresh Dog Food 開発チーム
- 著書「栄養満点なチワワごはんの作り方」
- 手作りごはん歴9年 / 指導実績200症例以上
- 月間1.5万PVブログ「チワワごはん」運営
くわしいプロフィール
愛犬のチワワがフードを全く食べなくなってしまったことが、手作りごはんを始めたきっかけでした。初めて作ったごはんをおいしそうに完食する姿を見た時の感動は、今でも忘れられません。
その魅力を伝えるべく開設したブログ「チワワごはん」は、月間1.5万PVを超え、多くの飼い主様から支持をいただいています。
私のこだわりは、感覚に頼らない精密な栄養設計です。AAFCO基準の遵守はもちろん、ME値(代謝エネルギー)やDM値(乾物量)の算出、細かなミネラル調整まで、療法食レベルの設計を徹底しています。
200症例以上の指導経験と、企業へのレシピ開発・コンサルティングで培った経験を活かし、全力であなたと愛犬に寄り添います!💪
塩のはたらき
塩は、ナトリウムとクロールというミネラルでできています。
ナトリウムやクロールは、血液や体液(体内の水分)にかかわりがあり、胃酸の材料になるミネラルです。
血液の80%以上が塩でつくられているため、いきていくためにとても必要です。
加工された食品や食費期限が長い食品は、塩を多くふくむため、加工食品を多く食べている犬は塩分過多になりやすいです。
犬にも塩分は必要?
もちろん、犬にも塩分は必要です。
病気のために塩分を制限している犬以外は、むやみに塩分を制限しないでください。
ただ、塩分を摂りすぎるのもよくないので、加工品(かまぼこやハム、ベーコンなど)は、避けるようにしましょう。
手作りごはんは塩分が足りなくなる?
いろいろな食べ物に塩分が含まれていて、お肉やお魚はもちろん、お米にさえ少量の塩分をふくみます。
なので、一般的な手作りごはんで塩分が足りなくなることは、基本的にはありません。
お野菜だけのごはんを食べている犬は不足しやすいです。
塩分が不足すると
毛が抜けたり、うまく成長しないことがあります。
不足する状態が長く続くと、過呼吸や吐き気、疲労感などをまねきます。
塩分を摂りすぎると
食欲がなくなります。
血圧があがり高血圧、心不全を引き起こします。
塩分が多い食べ物
加工食品、顆粒・液体の出汁、みそ、煮干しなど
手作りご飯には、昆布やかつお節がそのまま使われている出汁パックや、無塩煮干しを使うようにしましょう。
みそには塩分が含まれていますが、発酵食品ならではの栄養素がとても豊富です。
たまにあげる分には問題ないので、みそ汁風ごはんも作ってあげるのもおすすめです。
参考文献
全国動物保健看護系大学協会 カリキュラム検討委員会編(2014)『動物看護学教育標準カリキュラム基準 専門分野 動物栄養管理学』左向敏紀監修 インターズー社.
中屋豊(2009)『図解入門 よくわかる栄養学の基本としくみ』秀和システム社.
日本食品標準成分表2015年版(七訂)




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