犬を迎え入れたばかりで、クレートのことが何もわからない。
クレートってどうやって選ぶの?
愛犬が過ごしやすそうなサイズがいいんだけど、どうやってサイズは決めたらいいんだろう?
という疑問にお答えします。
現在、愛犬を家族に迎え入れてから7年目になります。
愛犬の成長とともに、クレート用品を7種類ほど使ってきました。
今回、私がお話しするサイズの決め方やクレートの選び方は、すべて愛犬がいかに過ごしやすいかを考えた結果わかったものです。
この記事を読むと、愛犬のためのクレートの選び方や、愛犬がクレートで快適に過ごせるグッズを知ることができます。
最近、子犬を迎えたばかりでクレートを買おうと思っている。
愛犬が窮屈に感じない程度の広さは欲しいし、なによりクレートの中で居心地よく感じて欲しい。
犬を迎えたばかりで、クレートのことは一切なにもしらない。
という方がこの記事を読むと、クレートの全てがわかるので、愛犬のためにもパパッと目を通しておきましょう!
愛犬のためのクレートの選び方
犬のためのクレート選びは、3つの手順にそって選んでいきます。
- クレートの種類をしる
- 使い方に合わせたクレートを選ぶ
- サイズを選ぶ
1.クレートの種類を知る
クレートには2つの種類があり、ハードクレートはかごのような形でかたい材質を使っておりとにかく丈夫です。頑丈の分、移動の際の安全性が高く、飛行機に乗る際にはハードクレートでないと乗れません。
一方、ソフトクレートはカバンのような形で布製のクレートで愛犬の体に馴染みやすいです。愛犬と近場にでかけるときなどに使いやすく、手軽さが特徴です。
クレートの使い方
愛犬の寝床として使ったり、旅行やドライブなどの移動時、災害時の愛犬の拠点としても使えます。
2.使い方に合わせてクレートを選ぶ
あなたがいつどんな時にクレートを使いたいかで、選ぶべきクレートが決まります。使い方別で選ぶときクレートのポイントをまとめました。
遠出の移動に向いているクレートの特徴
- ハードクレート
- 上に取っ手がついている
- シートベルトが固定できる
- 給水器がとりつけられる
- 天井が開く
- 大型犬・超大型犬はキャスター付きが便利
愛犬とのドライブや旅行、飛行機での移動を考えている方は、持ち運びが便利で安全性も高く、いつでも水分補給ができることを、意識しながらクレートを選びましょう。
近場のお出かけに向いているクレートの特徴
- ソフトクレート
- ボケットがたくさんついていると便利
動物病院や予防接種、子犬のお迎え、トリミングなどで使うときは、軽いソフトクレートが使いやすいです。
ポケットがたくさんついていると愛犬用の手帳や注射の記録、うんち袋などをいれておけるので便利です。
寝床用に向いているクレートの特徴
- ハード、ソフトどちらでも◎
- 給水器が取り付けられると良い
基本的にどのクレートを選んでも寝床用として使えます。
私は移動用として買ったハードクレートやソフトクレートの入り口をつねに解放して置き、夜はそこで眠ってもらうことがあります。
Q.どのくらいの時間クレートで寝かしているの?トイレは?
私の愛犬の場合、だいたい23時就寝7時起床というリズムで、約8時間クレートで眠らせています。
昼は室内フリーで、クレートで眠っているときはカギをかけてねむります。
鍵をかける前にトイレトイレ〜と声をかけて、トイレを促しています。
8時間もクレートにいれるってなんだかかわいそう、、と思う方もいるかもしれませんがみずから進んでクレートで眠っていることが多いので、気に入っているように見えます。
ただ、愛犬に強制はしたくないので、クレートで寝たくないという顔をしているときは私の布団で一緒に寝ています。
お留守番に向いているクレートの特徴
- ハードクレート
- 給水器がとりつけられる
- 正面の扉がはずせる
サークルやケージと組み合わせるときに正面の扉がはずれるものを選ぶと組み合わせやすくなります。(くわしくは記事の後半でご説明します。)
災害時に向いているクレートの特徴
- ソフト・ハードどちらでも
- 持ち運びやすい
- 広めのスペースが確保できる
- ポケットがたくさんあると便利
- 給水器が取り付けられると良い
いつも使っているクレートでも十分災害時に対処できます。しかし、避難所でのマナーを守りながら愛犬がストレスなく過ごせるのはトイレ、水飲み、食事までできる災害用のクレートです。
避難所は愛犬が入れず外で過ごす場合があるため、クレート内で行動を完結できるものが一つあるとよいです。
3.サイズ選びの基本は体重
超小型犬〜小型犬は体重+5kg
超小型犬や小型犬は愛犬の体重プラス5kgした重さを基準に選ぶと、せますぎて入らない!となりにくいです。
私の愛犬のチワワは成犬で1.7kgの超小型犬ですが、5kgまでの犬を対象にしたサイズを買いました。
愛犬がじゅうぶんに寝返りできる広さでお気に入りのタオルやブランケットもはいり、私も愛犬も気に入っています。
中型犬〜大型犬は体重+体格
中型犬から超大型犬は体格ががっしりとしているので、体重だけで選ぶと失敗しやすいです。
愛犬を立たせて地面から頭まではかった高さにプラス5㎝、お尻から頭までの長さにプラス10㎝くらいがクレート内でオスワリもでき、ある程度自由に動けるのでちょうどよいと感じやすいです。
Q.子犬のクレートを買いたいんだけど、今の体重で選ぶの?それとも大きめのを買うべき?
1歳前であれば1歳のとき(成犬期)の予想体重プラス5kgを基準にえらび、1歳をこえている場合は今の体重プラス5kgで選ぶとサイズアウトしずらいです。
犬種ごとの成犬期の体重は、みんなの犬図鑑でみることができます。
クレートの選び方と一緒にチェックしておくべきこと
クレートを実際に使っているとこれってみんなどうしてるの?という疑問がでてきます。たとえば、夏のクレートの暑さ対策やお留守番のときのクレートの使い方など。
愛犬がクレート内が過ごしやすくするための対策や、お留守番のときの必須グッズをご紹介します。
愛犬がクレートで快適に過ごすために飼い主がやるべきこと
1.愛犬が気に入っているものをいれる
愛犬が過ごしやすいよう、お気に入りのぬいぐるみや毛布、クッションなどをいれてあげましょう。
子犬を迎え入れたばかりでお気に入りがわからない場合は、飼い主さんが着なくなったTシャツや、フワフワしている感触のブランケットなどをクレートにいれると安心できます。
私の愛犬は、子犬の頃から使っているベッドがお気に入りで、クレートにいれると自分で潜って寝ています。
地面を掘ったりよく潜る愛犬は、クレートの中にクッションをつめるとよろこんで入ることがあります。
愛犬が安心できるよう工夫してクレート内を快適にしましょう。
2.夏は暑さ対策、冬は寒さ対策を
夏場:あつさ対策
猛暑的な暑さの日にクレートで眠ってもらうときは、なるべくエアコンは付けっぱなしの状態がいいです。
そこまで暑くない日は犬用のひんやりマットやジェルマット、アルミプレートをクレート内に置くだけでも涼しくなります。節約のためにも冷感グッズを活用しながら暑さ対策をすることをおすすめします。
私は、アイスノンや保冷剤をクレートの近くに置いて、扇風機を弱にして首振りしながら冷気をさりげなく送って暑さ対策をしています。
冬場:寒さ対策
暖房をつけていても地面に近いクレート内はとても寒くなります。
犬用のホットヒーターやカーペット、ブランケットをクレートの中にいれておくと、あたたかく過ごすことができます。熱くなった時に移動できるよう半分の面積にだけホットヒーターを置き、自分で調整してもらっています。
3.ねむるときは暗い・しずかが理想的
飼い主さんが眠る時間帯には愛犬がいる部屋も暗くして、できるだけ静かな環境作りを心がけましょう。
愛犬も人間と同じで、明るくてうるさい部屋ではなかなか安眠できません。
いつもなら眠る時間だけど今日はもう少し起きたい。という場合はクレートの上に暗めの色のタオルや薄めのブランケットをかぶせて光をさえぎりましょう。
息苦しくないよう空気の出入り口をあけ、飼い主さんが眠る時にタオルをとることを忘れないでください。
毎日のクレートでのお留守番の必須グッズ
愛犬をお留守番させる頻度が多い方はクレートと一緒に、ケージかサークルかフェンスのどちらか一つは購入しておきましょう。
愛犬の行動範囲が広がることでストレスが軽減でき、トイレを我慢する必要がなく快適だからです。
飼い主さん自身も愛犬のお留守番中のトレイの心配がなくなり、長時間もクレートにいれてあの子窮屈じゃないかなぁと思う必要がなくなるため、余計な心配を減らすことができます。
ケージやサークルについて
3つは愛犬のおうちで、クレートは寝室とイメージするとわかりやすいです。
ケージ | 作りが頑丈で金網や木製が多く天井付き。力の強い大型犬向きサークル |
サークル | 機能性がよくお家に馴染みやすいデザインが多い。超小型犬〜中型犬向き |
フェンス | 一枚一枚組み合わせるタイプ。形が自由自在。超小型犬〜小型犬向き |
それぞれ特徴があり見た目も特徴も違います。
どのタイプを選んでも満足できますが、広めのものを選ぶことをおすすめします。トイレの成功率があがりうんちを踏むことがなく、掃除もラクだからです。
子犬のおうちをいっしょに探している方は子犬の体に合わせて小さいものを選ぶよりも、大きく選ぶと、清潔感も保て、帰ってきてから掃除しなくてもよくなりますよ。
クレートとサークルの組み合わせ例
私はサークルの機能性(下が引っ張れて掃除しやすい)や見た目に惹かれ、よくサークルを使っていました。
トイレとクレートの間にスペースを開けて配置することでトイレを覚えやすくなり、お留守番中に手足がうんちで汚れていた…というハプニングを軽減できました。
じつは、このころクレートトレーニングができておらずクレートに入るのを嫌がったため写真にクレートはうつっていません。写真のベッドの位置にクレートがあるとイメージしていただけると理解しやすいと思います。
私が広いケージやサークルをすすめる理由
- トイレを覚えるのがはやくなる
- クレートから出たり入ったりでき、自ら体温の調節ができる
- 愛犬の行動できるスペースが広がり、ストレス軽減できる
私の愛犬が小さなサークルから大きめのサークルに移動した時に、まずはじめに、トイレの失敗がなくなりました。
また、出して出して!と鳴かなくなったので、やっぱり広い方が居心地いいんだろうなぁ、と感じました。
空いている真ん中のスペースは、気温対策グッズを置いて体温調節スペースとして使えるので、愛犬が自分で体温調節でき、心地よく過ごすことができます。
ちょっとしたスペースでトイレとクレートの間隔をとる方法
ケージやサークルのドアを開けっぱなしにして、扉を外したクレートを入り口にくっつける方法です。
この配置方法だと小さめのケージやサークルでもトイレとクレートを離しておくことができます。
ただ、ジャンプ力のある犬や力の強い犬、チャレンジ精神の多い犬は、クレートを飛び越える可能性があるので、様子をみながらお留守番につかってみてください。
さいごに:私が使ってみてよかったクレート用品
私が実際につかってみて、これはいい!と思ったクレート用品をご紹介します。どのクレートを買おうか迷っている方はぜひ参考にしてみてください。
1.リッチェルのキャンピングキャリー ダブルドア
この記事内の写真でひんぱんに写っているクレートです。
大型犬の場合は、頑丈さがものたりなく感じるかもしれませんが、超小型犬〜小型犬であれば使いやすい機能性がたっぷりついているリッチェルのキャンピングキャリーがダントツでおすすめです。
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