あんまり栄養のことはわからないけど、愛犬にいいものを食べさせたい。
将来病気にならないようにいいフードをあげたいけど、いろいろありすぎてどれがいいのかわからない。
一応、4DミールとかBHAとかが入ってないフードを選んでいるけど、このフードでいいのかなんとなく不安。
と、ドッグフード選びに悩むあなたのお悩みを解決します。
私も、愛犬がドッグフードを食べないことにこまり、体にいいフードをネットで探しているうちに、どれが正しくて、どれが間違っている情報なのか判断できなくなりました。
「正しいことを言っている人もいるんだろうけど、もうなんかステマばっかりに見えてきた…」
そう思ってしまった私はランキングや比較などの情報が信じられなくなり、犬の管理栄養士やペット栄養管理士の資格を取得し、いまは自分で作ったごはんをあげています。
自宅で仕事ができる人ばかりではなく、「仕事や家事で忙しい。手作りごはんは作ってあげられないけど、いいドッグフードをあげたい。」という飼い主さんも多いと思います。
昔の私のようにネットをうろうろして、もう疲れた。と思っている方のために、手作りごはん派の私が「これなら安心してあげられる」と思えたドッグフードをまとめています。
成分表示や公式サイトを見ながら体に悪いものがはいっていないドッグフードを選び、愛犬といっしょに味見をし、人工的な味がしないか、イやな油っぽさはないかなどもチェックしました。
愛犬に、毎日、幸せに過ごしてほしい。と思っているあなたの役に立てるように、正直な感想と事実だけを書きました。
記事を読み終える頃には、愛犬の体にやさしいドッグフードを選べるようになるので、ぜひ読んでみてください。
この記事の著者
- ペット栄養管理士
- 犬の管理栄養士
- 上級食育アドバイザー
- 日本ペット栄養学会正会員
- Bowls Fresh Dog Food 開発チーム
- 手作りごはん歴7年
- 食品衛生管理者
くわしいプロフィール
自身と暮らしているチワワがフードを食べなくなったことがきっかけで、手作りごはんに興味を持つ。
日々実感する手づくりご飯の魅力を伝えるべく、犬のごはん作りに関するブログ「チワワごはん」を開設。
ブログ運営の傍ら、犬の食事相談や栄養指導に励み、指導数は100匹以上にのぼる。
現在は、企業とのレシピ開発やコンサルにも力を注いでいる。
ブログ月間1.5万PV以上、インスタグラムのフォロワーは3.6万人ほど。著書「栄養満点なチワワごはんの作り方」
ステマ嫌いで手作り食派の私が思う「本当にいいドッグフードの選びかた」
私がフードを選ぶ際にもっとも重要視すべきと思う部分は「食材と調理方法の安全性と、添加物の量」です。
たとえば、どんな食材を使っているのか、どこで誰が作っているのか、添加物をたくさん使っていないかなど。
スーパーで食材を買うときは自然と意識しますが、フードとなるとあまり考えたことがないという方も多いです。
見た目からわかる情報量が少ないフードは、私たちの食品以上に中身の安全性を調べる必要があると感じ、以下の5つの項目に分けてフードの安全性を確認しました。
- 刺激の強い添加物や原材料が使われていないこと
- なるべくすべての材料の産地がわかること
- なにで作られているフードなのかがわかること
- 自然に近い食材を使っているか
- オイルコーティングされていないか
これだけチェックされてたら安心して食べられるモナ
1.刺激の強い添加物や原材料が使われていないこと
大前提として、BHAや4Dミールなどの危険性の高いものが使われていないフードを基準に選ぶことが大切です。
ドッグフードに使われている添加物・原材料は、なぜか体への刺激が強く、安全性が不確かなものが多い傾向にあります。
食べたもので体は作られる。という言葉の通り、あまり品質のよくない食べものを毎日与えると、病気を寄せ付けやすい体を作ってしまうことがあります。
成分表示や公式サイトをチェックし、使われている添加物や原材料の安全性を確認するこ、パッケージの雰囲気やデザインに惑わされず、本当に体にいいフード選びができるようになります。
関連:【犬の栄養士が徹底解説】ドッグフードの危険な添加物&原材料まとめ
2.なるべくすべての材料の産地がわかること
ドッグフードの安全性を取り締まる法律、ペットフード安全法には「食材の産地表示」の記載義務はありません。つまり、どこの食材を使ったかは書かなくてよい。ということです。
記載義務がないなか、わざわざ食材の産地を記載しているドッグフードは、提示するほど安全性に配慮して食材を選んだという自信があり、こだわって作られた証拠でもあります。
食材がすべて日本産のものであれば、輸送中のエトキシキン添加も気にしないで済むため、より品質の高いフードを与えることができます。
3.なにで作られているフードなのかわかること
人間が食べるレベルの安全性の高さをもつ食材で作られているかを確認するためには、成分表示をみて、私たちに馴染みのある食べ物でできているかをチェックすることです。
たとえば、タンパク加水分解物といったよくわからないものよりも、食材が明確にわかるじゃがいもやキャベツなど。
食材自体の名前が書かれていると、加工をしていない生の食材をそのまま使い、余計なものを含んでいないということが分かります。
成分表示をみて、食材を想像しやすく自然と安心できるフードを選ぶと、安全性が高く、体に良い食材をつかったごはんを愛犬に与えることができます。
4.自然にちかい食材を使っているか(できれば)
自然にちかい食べ物とは、遺伝子組み換えされていない作物や無農薬・減農薬で育った食材のことです。
食の安全性をより高くしたい方や、自身の食事にも気をつかっている方は、遺伝子組み換えと農薬について理解しておくと、フード選びや食材選ぶ際の判断材料が増え、より安心してごはんを選ぶことができます。
遺伝子組み換えとは
遺伝子組み換えとは、大豆やじゃがいもなどに多くみられ、種子の中身をいれかえて、育ちやすくすることです。
たとえば、じゃがいもの種を遺伝子組み換えすると、前のじゃがいもよりも大きく、はやく収穫することができます。
殺虫成分や除草剤のような性質を含む遺伝子を、種にいれて育てると、虫が近寄らず、除草剤にも負けない作物ができあがります。
遺伝子組み換えされた食品の問題点は、長期間食べ続けたときの影響はだれもわからないことです。
私たちの約4倍近くはやく年齢を重ねる愛犬に、遺伝子組み換えされた食べ物を食べさせることは、とてもリスクが高いためできれば避けた方がいいです。
農薬って?
農薬とは、野菜や果物、お米などを育てる時に使う薬で、防虫や防カビなどさまざま効果がある薬です。
野菜が守られる反面、人間が農薬を使った食材を長期間食べ続けると、神経や精神、免疫系にも障害をもたらすことがわかっています。
がんの誘発や甲状腺への異常なども認められているので、農薬を使った食材を含むドッグフードは避けた方がいいです。
犬が農薬をとりつづけることの悪影響は明らかになっていませんが、人間と同じような糖尿病やがん、腎臓病を引き起こすようになっている現状をみると、私は農薬が与える影響は犬と人間であまり変わらないと思っています。
無農薬・減農薬で育ち、遺伝子組み換えされていない食材はもっと安全!
農薬も遺伝子組み換え作物もとても画期的なアイディアですが、健康を第一に考えると、毎日はとらないほうがいいです。
農薬や遺伝子組み換え食品を使っていないフードをあげることは、将来の元気な体づくりや病気に負けない免疫力をつけるのにおおいに役立ちます。
5.オイルコーティングされていないこと
オイルコーティングとは、できあがったフードに油をかけ、愛犬の食いつきをアップさせるために行われる作業です。
油は光、空気、温度に弱いためとても扱いづらい食材で、油が空気にふれるとどれだけ体にいい油も、がんなどの病気を招く悪い油に変化してしまいます。
愛犬の体の負担が考えられている、オイルコーティングされていないフードを選びましょう。
私が選んだ「本当にいいドッグフード」一般食・無添加部門
私が安心して愛犬に与えられると思ったフードを高い評価順にまとめています。
市販のドッグフードの成分表示をネットでさきほどの選び方の通りに安全性を確認して選抜し、そのなかでもよいと思ったものを20種ほど購入し、そこから5つに絞りました。
これからご紹介するフードは、余計なものを一切含まず、100%食べものだけでできているため安心感ありますが、AAFCOの栄養基準は満たしていないため総合栄養食ではありません。
一般食のメリット・デメリット
一般食は、手作りごはんに近いフードを探している人や体にいいものだけをあげたいと思っている人にピッタリです。
ビタミン・ミネラルの添加もないため、全力で涙やけのケアや臓器をいたわることができます。
残念な部分も載せていますので、購入前に確認し、自身と愛犬に合うフードなのか見分ける材料にお読みください。
七つ星 :ダントツの安全性で安心できる
フードに不安をいだいた一部の農家や飼い主さんの「安全なフードを作りたい!」という想いのもと、クラウドファンディング(夢や目標を掲げ、賛同する方に資金をつのるサービス)を計画したところ、日本中の飼い主さんがその思いに共感し、商品化までたどり着いたフードです。
犬への愛情から生まれたフードだからこその食材の安全性の高さにとても安心できました。
七つ星の評価
すべて国産の食材を使っていて、野菜や穀物は遺伝子組み換えされておらず、無農薬・減農薬と、徹底的に食材選びにこだわっていて、安全性の高さに圧倒されました。
不足しやすいカルシウムは卵の殻から補い、ビタミンやミネラルはビール酵母や米ぬかから摂取できるよう多めに配合されていたり、栄養バランスを意識した食材の組み合わせで栄養面も不安を感じませんでした。
開けた瞬間にフワッと広がるかつお節の香りがとてもよく、油っぽさやフード特有の人工的な味などが一切なく、とても安心してあげられました。
こんな方が選ぶと満足しやすい
- 余計なものが入っていない、体にいいごはんをあげたい。
- 手作りごはんに近いドッグフードを探している
- 同じ家族だから、できるだけいいものを食べさせたい
- そろそろシニアだから、より安全性が高くて安心できるフードをあげたい。
七つ星は、食材の安全性が高いうえに愛情もたっぷり詰まったごはんだと感じ、あげていてとても安心できるフードでした。
フードに安心感と安全性を求めている人が選ぶと、品質の高さに安心してごはんをあげられ、満足度の高い食事時間になるのではと感じました。
Happy Love:体によくデットクスにも
手作りごはんの材料を販売している会社が手掛けたドライフードで、食材の産地や質、にわとりの飼育方法にまでこだわった無添加フードです。
ハトムギなどの栄養価の高い食材だけでなく、デトックスをうながず独自の酵素などが含まれている点もこのフードの魅力だと感じました。
Happy Loveの評価
公式サイトでは野菜やにわとりを育てている人の顔が見られたり、よりくわしく原材料へのこだわりがみられ、本来なら見えないところまでオープンにしている飼い主への配慮に安心感がうまれました。
使用した食材すべての産地が書かれている成分表示をみて、食材の安全性を追求したフードだと感じました。
白米よりも栄養素が高い玄米胚芽や押し麦、ビタミンや食物繊維が多いそば粉や大根の葉など栄養価の高い食材がふんだんに使われていたので、栄養不足を気にせずに与えられました。
こんな方が選ぶと満足しやすい
- 日本産の食べものだけで作られたフードがいい
- 人工的な味やニオイがしない、自然なフードを食べさせたい
- ささみが大好きな愛犬に良いフードを食べさせたい
手作りごはんをギュッと一粒に!というキャッチフレーズの通りの素朴なニオイと、ささみをほんのり感じるやさしい味に、本当に食べものだけで出来ているんだと改めて実感でき、安心できました。
公式サイトから買うと、商品のくわしい資料におまけのオメガ3サプリメントがついてきました。
楽天でも売られていますが、よりフードの詳細を知りたい方は公式サイトから購入した方が安心できるのではと思いました。
ビオナチュール:コスパNo.1
アレルギーやアトピーで困っている愛犬の、腸内環境改善や解毒をうながすサプリメントを作っている会社がつくったドッグフードです。栄養素を破壊しない60度の低温調理や食材の安全性が特徴です。
ビオナチュールの評価
ほとんどの食材の産地が明確にわかるだけでなく、宮崎県の温泉水や農薬不使用の有機野菜、無投薬のにわとりなど食材のこまかい部分にもこだわりがみられ、値段以上に品質が高いところが魅力だと思いました。
無添加フードのなかでも比較的買いやすい値段で、体にいいものを心置きなくあげられる無添加フードだと感じました。
味やニオイはかすかにレバーや炭っぽさを感じる風味で、油っぽさもなくヘルシーな味わいで、食材本来の味に安心できました。
ビタミン・ミネラルが豊富なレバーやケルプを使い、栄養バランスの偏りを防ぐのはもちろん、人間の変形性関節炎の痛みや炎症をやわらげることが分かっているSAM‐eなど、愛犬の体をいたわったサプリメントに強い会社ならではの特徴があります。
こんな人が選ぶと満足する
- 無添加のフードをあげたことがなくて、食べるかわからないからとりあえず試してみたい
- 続けやすい値段で体に良いものを食べさせたい
- 飽きやすいから味をローテーションしたい
比較的試しやすく続けやすい値段で、食材へのこだわりや安全性も高いので、無添加フードのデビューに最適だと思いました。
フードに安全性と続けやすさを求めている人が選ぶと、最適な費用で大きな安心感を得ることができ、満足できるのではと思いました。
公式サイトから購入すると、アミノ酸や乳酸菌を含む解毒作用をもつパウダーの試供品やくわしい商品詳細がついてきました。
フードをより詳しく知りたいという方は公式サイトから購入する方がよいのではと思いました。
Funfun:食いつきバツグン
乾燥したぶたの耳や牛の骨など、無添加・無着色をテーマとした犬猫のおやつを製作・販売している会社がつくった無添加フードです。
北海道産のお肉やお魚を多く使用した、食いつきの良さと安全性の高さが特徴です。
Funfunの評価
ほとんどが北海道産の食材で、お肉の部位までこまかく表記されている部分に信頼度がグッとあがり、私も安心して食べられました。
栄養価の高い部位のお肉やお魚を多く使い、いろいろな食材からたくさんの栄養素を取ってほしいという販売側の気持ちが伝わってきました。
お肉をギュッとかためたような味とニオイで、食べた瞬間にレバーと牛タンの味が口に広がり、生のお肉を使うとこんなに素材の味が前面に出るのか…と感動しました。
生の食材を使っているため、食感がかたくて粒が大きく、一般的なフードと比べるとふやけにくいです。
歯が少ない愛犬やかたいものが噛めないシニア犬はそのままだと食べづらいと思うので、あらかじめふやかしておくか、小さくカットする必要があり、それを手間に感じる方もいるかもと思いました。
たんぱく質が多いため食いつきが良い分、腎臓の数値が悪い愛犬には向いていないと感じました。
こんな方が選ぶと満足しやすい
- 人工的な味付けやニオイで食いつきを刺激するフードは、あまりあげたくない
- 総合栄養食でないフードの栄養面が不安…栄養がいっぱいの食材をふんだんに使っているフードがいい
私の愛犬の食いつきをみていると、好き嫌いや食べムラがある愛犬に適した無添加フードだと思いました。
公式サイトから購入すると、おやつをいっしょにプレゼントしてくれました。量も多く、なかなかうれしいサービスでした。
BATSUGUN:ほんのり甘くて美味しい
ペットを癒したいという想いで、国産食材を使ったおやつや老化とたたかうお水(老化の原因、活性酸素を除去するアルカリイオン水)などを作っている会社が、日本産の食べもののみで作った無添加フードです。
BATSUGUNの評価
公式サイトでは、食材を切るところからフードの焼きあげ、検品まで、フードがどうやって作られているかがすべて動画でわかるようになっており、開示している情報の多さにとても安心できました。
味は、黒糖がもつ自然な甘さをほんのりを感じ、私がこれまでに食べたフードの中で一番おいしいと思いました。人工的な雑味や油っぽさもなく、私も愛犬もおいしく食べられました。
犬が不足しやすく、とりずらいオメ3脂肪酸を多く含むエゴマを使っているのを知り、油の栄養バランスまできちんと考えられていると改めて実感でき、栄養面にも自信をもって愛犬にあげられました。
こんな方が選ぶと満足しやすい
- あまり歯がないから、やわらかい食感で体にいいフードを探している
- 作られているところがくわしく見れて、信頼できるフードをあげたい
- 好き嫌いが多く食べムラもあるから、いくつか味があると助かる
- なるべく日本産の食材だけをつかったフードがいい
- 涙やけや胃腸の調子が悪いのに困っている
公式サイトでは、どんな工場でどんな人たちがどうやって作られたのかを隠さずに動画にして教えてくれます。
食材の産地にこだわるのは当たり前。飼い主さんと愛犬の幸せのためなら製造過程もすべて見せます!という思いが伝わってくる内容で、購入を検討している方は一度みてみてもいいと思いました。
ぺろっと元気ごはん:胃腸にやさしい
ぺろっと元気ごはんは、ペット業界に携わる一人の男性が、ドッグフードに不信感をいだいた事がきっかけで作られたドッグフードです。
飼い主さんの安心はもちろん、愛犬がずっと元気でいてほしい。という思いから、日本中を飛び回り、みずから現地に行き食材を調達するといった、作り手側の強い思いがこもったドッグフードです。
ぺろっと元気ごはん
フードと同封されていたパンフレットには、宮崎産のとり胸肉、福岡産の玄米など各食材の産地が書かれており、表記の細かさと食材選びのこだわりに、より安心感がうまれました。
私がびっくりしたのは、スピルリナという海藻が含まれていることです。
スピルリナは生きていく上で必要な5つの栄養素(タンパク質、脂質、糖質、ビタミン、ミネラル)を含んでいるとても優秀な海藻で、その栄養価の高さから、宇宙食としての活用が研究されています。
AAFCOの栄養基準は満たしていませんが、栄養満点なスピルリナが入っているなら、栄養素が不足することはないと感じ、栄養面の不安なくあげられました。
こんな方が選ぶと満足しやすい
- なるべく国産の食材を使ったフードがいい
- 栄養面で安心できるなら、AAFCOの基準を満たしていなくてもいい
- 胃腸が弱くて吐き戻しがある子犬に合うフードを探している
- 歯がない老犬でも食べられる粒の大きさで、消化に良いフードをあげたい
ぺろっと元気ごはんは、国産食材(オリーブオイル以外)を使用しており、添加物を含んでいない安全性の高いフードです。
食べものだけで作られているため消化によく、実際に他社フードとの比較として消化実験をしている様子が公式サイトに載っています。
すべてのフード購入者アンケートに代表みずから返答しており、心のこもった方という事が画面上から伝わってきました。
私が選んだ「本当にいいドッグフード」総合栄養食部門
体に良いものを使っていて、栄養のことが考えられているフードでも、AAFCOの基準を満たしていないのはやっぱり不安…という声を多くいただきました。
そこで、AAFCOの栄養基準を満たしているドッグフードを対象に、愛犬にあげてみたり、私自身数日食べてみたり、原材料や産地を調査したりし、本当に良いと思ったものをまとめました。
総合栄養食を選ぶときの基準
総合栄養食のフードは、基準を満たすためにどうしてもビタミン・ミネラルの追加が必要になります。
ビタミン・ミネラルの添加は許容範囲とし、味付けのための添加物などを含んでいない、より安全性の高いフードを選びました。
今回まとめているフードのなかには、添加物を使わずにAAFCOの基準をクリアしているフードもあるため、一般食の栄養面が不安な方はぜひチェックしてみて下さい。
体によい総合栄養食を探す際の参考としてご活用いただければうれしく思います。
安心犬活:無添加なのにお手頃価格
総合栄養食でありながら添加物や保存料を含まず、食材の栄養素のみで犬に必要な栄養素量を満たすフードです。
日本産の食材を使用し、日本の工場で製造したりと、飼い主さんの安心を追求したこだわりの強さが特徴です。
安心犬活の評価
食材ごとの産地の記載はありませんが、国産の食材を使用しているという点に安心してあげられました。
5種のタンパク質源を使っているため、安心犬活をあげ続けてもアレルギーになりにくい点もいいところだと感じました。(特定のタンパク質源だけのフードをあげ続けると、その食材のアレルギーを引き起こしやすくなります)
また、全粒粉や玄米粉、脱脂米ぬかなどの食物繊維が多い食材が、アレルギーやがんの原因物質をうんちにくっつけてくれるため、アレルギー予防や腸内の健康維持に適しているフードだと思いました。
生肉を使っているためお肉の味が前面にでていて、愛犬もよろこんで食べていました。
こんな方が選ぶと満足しやすい
- うんちがコロコロしていて、あまり快便ではない
- 耳や肌をよくかゆがる
- コスパがよく、体にもいいフードを探している
- 必要な栄養素が入っているフードがいいけど、添加物はあげたくない
- 胃腸の調子が悪い
安心犬活は、食いつきと腸内環境、アレルギーなどを配慮しているため、食べムラや便通の改善、体質改善などをサポートするフードだと感じました。
体にいいフードでも高すぎるのは続けられない…そんな飼い主さんの不安を解決し、愛犬の健康維持に役立つフードです。
公式サイトでは、利用者の口コミやよりくわしいこだわり等がみられます。気になった方はチェックしてみてはいかがでしょうか。
PELTHIA(ペルシア):無添加フードでアレルギー予防に
ペルシアは薬膳専門の料理人が監修したフードで、食いつきと消化を考慮した数種類の生肉の使用や、体を丈夫にし免疫力を高めるアミノ酸やミネラルが豊富なくこの実など、原材料の栄養価の高さが特徴的です。
ビタミン・ミネラルを添加せず、食材の栄養素だけでAAFCOの栄養基準をクリアしているため、ドッグフードの添加物が気になる方にピッタリなフードです。
PELTHIA(ペルシア)の評価
栄養価の高い食材でできた総合栄養食のため、ビタミン・ミネラルの添加が気になる私は安心してあげられました。
また、食材もすべて国産のため、より安心でき、栄養面・安全性ともに納得のいくフードでした、
4種類すべてにフラクトオリゴ糖や乳酸菌が含まれていて、腸内環境がよくなるだけでなく、栄養素の吸収をよくしてくれる部分もいいと思いました。
ペルシアは栄養素が偏らないよう4つのフードを用意しており、体調や食いつきに合わせてフードを変えられるようにしています。
一つのフードを長期間食べることで発生リスクが増えるアレルギーや栄養素の偏りなども防げ、購入したあとのことも考えられているフードだと感じました。
こんな方が選ぶと満足しやすい
- ドッグフードに入っている添加物が気になる
- AAFCOの基準は満たしていてほしいけど、なるべく添加物はあげたくない
- 一般食の栄養面が心配
- 胃腸がよわいから、普段、乳酸菌やオリゴ糖をあげている
- 食べムラがあるから、いろいろな味に変えられるフードがいい
ペルシアは、4つのフードの味を愛犬の体調に合わせて変えられる点や、栄養価の高い原材料が魅力だと感じました。
体にいいものをあげたいけど、添加物が気になる。でも、栄養がちゃんと取れることがわかっているフードがいいと思っている方に適したフードなのではと思いました。
公式サイトでは、ほかの犬の食いつきやよりくわしい原材料へのこだわり等がみられます。買い切りのお試しもあるので、気になる方は一度見てみてはいかがでしょうか。
おさかな:アレルギーで困っている愛犬の救世主
安心犬活は、使われている原材料からアレルギー予防に役立つと感じたのですが、すでにアレルギーで困っている愛犬に適しているのがおさかなです。
ドッグフードの中ではめずらしく、お魚のみを使ったフードです。静岡県焼津市でとれた新鮮なかつおやまぐろがふんだんに使われており、袋をあけた途端、焼き魚のような香ばしい香りが特徴です。
焼津で水揚げされたかつおのかつお節もたっぷり使われており、おいしくお魚を食べてもらえるよう食いつきも配慮されているところもポイントです。
おさかなの評価
おさかなは保存料や酸化防止剤を使用せず、必要なビタミン・ミネラルだけを追加しているため、科学的な味は一切しませんでした。
また、お肉や小麦、卵、乳製品は使っておらず、工場内に持ち込んでもいない徹底した品質管理のため、アレルギーが多い愛犬や少しでも食べてしまうとアレルギー症状がつよく出てしまう愛犬にもピッタリなフードだと感じました。
お肉は食べすぎるとアレルギーなどの炎症を起こしやすくなりますが、お魚はアレルギー症状の緩和などが得意です。
アレルギーで困る愛犬と飼い主さんにとって、心強い味方になってくれるのではと思いました。
私の愛犬は魚自体がニガテなため食べたり食べなかったりと、食いつきは日によってバラバラでした。かつお節のかおりが強いため、トッピングなどでかつお節をのせると喜んで食べてくれる!という愛犬は喜んで食べてくれると思います。
こんな方が選ぶと満足しやすい
- 愛犬がかゆがる姿がみていて苦しい
- アレルギーでこまる愛犬になにかしてあげたい
- アレルギーで食べられるものが少なく、困っている
- 栄養バランスがよく、なるべく添加物が少ないフードがいい
おさかなは、鮮度も質もよい生のかつおやまぐろをその場で加工しフードにしているため、魚独特の臭みがなく、魚嫌いの愛犬も半分は食べてくれました。
少量の添加物とたっぷりのお魚を使っているおさかなは、お肉アレルギーで安全なフードを探しているという方に、ピッタリなのではと感じました。
公式サイトでは製造過程がみられるため、気になる方はチェックしてみてください。
このこのごはん:余計なものはいれない素朴なフード
ほとんど国産の食材を使用している総合栄養食で、保存料や酸化防止剤、味付けの添加物等は使われていない安全性が高いフードです。
添加物はビタミン・ミネラルのみとし、AAFCOの基準もクリアしているため、安心して栄養満点なごはんをあげたいという方に適しているフードです。
このこのごはんの評価
このこのごはんは、とりのレバーや卵黄、2種類の酵母など、ビタミンB郡がバランスよく含まれている食材をたっぷり使っているため、食べものからの栄養素もしっかりとらせることができます。
各食材の産地までこまかく知ることはできませんが、ほとんどが日本産の食材を使われているため、安全性が高いとわかり、安心してあげられました。
味付けのための甘味料不使用で、脂質も低く、オイルコーティングがされていないため味がとても素朴です。
低脂質な分、一般的なフードよりも食いつきがあまりよくないと感じることがあると思いました。食べない時はお湯をかけたり、トッピングをしたりし、食欲を刺激する工夫が必要だと思いました。
こんな方が選ぶと満足する
- 胃腸が弱いから脂質が低いフードを探している
- 消化によくて栄養満点なフードがいい
- 小型犬でも食べるのがイヤにならないサイズの粒がいい
- 体にいいたべものもいいけど、乳酸菌などの体にいい成分も入っていると嬉しい
このこのごはんに使われている添加物は、必要最低限のビタミン・ミネラルのみです。
AAFCOの基準を満たしているフードで、余計な添加物が入っていないフードを探しているという方にピッタリなのではと感じました。
公式サイトではより詳しいこだわりや購入者の口コミもみられるので、気になる方はチェックしてみてください。
感想・意見等をお書きください