愛犬のアレルギー予防ならハウスダスト対策から

前回、犬のアレルギーの95%はハウスダストが原因である。ということが、皮膚科専門の動物病院のデータからわかりました。

つまり、ほとんどのアレルギーは予防ができ、原因も明確。ということです。

▼前回の、アレルギーの詳しい説明を読みたい方へ

>>犬がアレルギーになりやすい食べ物と主な症状

ハウスダストに一番近い場所で過ごすのは、私たちではなく、愛犬であり、ハウスダストを一番吸っているのも確実に愛犬です。

愛犬にアレルギーで苦しんで欲しくない。

毎日、のほほんと健康的に過ごして欲しい。

と思い、ハウスダストを減らす方法や対策を調べました。

目次

まずは現状を知ろう|毎日1069頭のダニと寝ていることに

東京の38軒の住宅のハウスダストを調べたところ、寝具や寝室の床のダニの総数が40,643頭だったということがわかっています。(出典:kawakami et al.2016)

だいたいお家一軒ごとに、1000頭あたりのダニと暮らしている。ということです。

ダニの分布のイメージ図

ダニは床部分に多いので、愛犬が過ごしている地面近くにウヨウヨと生息しています。

ダニは1000頭が成長をくりかえすことで、糞や死骸が増え、ダニの数以上にハウスダストが増えます。

つまり、ダニの数よりもハウスダストの方が数倍多くなる。ということです。

チリダニ科のダニが増えることでハウスダストが増え、部屋中にアレルギーの原因が散乱していることになります。

モナさんのアイコン画像モナさん

こ、こわいモナ

どんなダニなの?

日本でよくみられるダニは、犬や人間のアレルギーの原因となるチリダニ科(ヤケヒョウダニ・コナヒョウダニなど)です。

実際の犬のハウスダストアレルギー皮膚炎の症状の写真です。

アレルギー(ハウスダストアトピー)の基本的皮膚変化部位

引用:アレルギー(ハウスダストアトピー)の基本的皮膚変化部位|皮膚科専門動物病院

ショッキングな写真ですが、予防するためには必要な情報だと思ったので載せました。

キッチンやリビングにも存在していますが、寝具や寝室にとくに多いです。

カーペットやクッションなどの布製品も、ダニがいる可能性が高いので、しっかり対策しておきましょう。

基本的に1年中活動しているので、1年中ダニへの対策が必要です。

日本にとくに多いコナヒョウダニが増える条件

  1. 気温20℃〜30℃
  2. 湿度70%以上
  3. 掃除をあまりしない
  4. 空気の換気をしない
  5. 床の壁際に物が多く、あまり動かさない

日本ではコナヒョウダニが最も多く、ハウスダストの中で優先的に減らすべきダニです。

コナヒョウダニは、ムシムシしていて、ジメジメしている環境を好みます。

湿度・温度の高い沖縄に住んでいる方は、要注意です。

ただし、寒い地域でも意識して換気しないと、湿度と温度の高い環境を作ってしまうので、気をつけましょう。

本題:ハウスダストの対策方法

一番ハウスダスト、ダニに効果的なのは、

サイクロン式掃除機で掃除する回数を増やすこと

です。

掃除機の吸引力も大切ですが、一番大切なのは、掃除の回数を増やことです。

実際に掃除機を2回かけると、1㎡で10分の1までの数に減らせる。ということがわかっています。(出典:kawakami et al.2016)

紙パック式の掃除機では、ハウスダストに効果はなかったそうです。

もっとできるハウスダスト対策

  1. 家から布製品(ぬいぐるみなど)をへらす
  2. 愛犬のベッドは60℃にひたして洗濯機で洗濯
  3. ベッドや布団には高密度繊維性(防ダニ)のシーツをかける
  4. 布製品は天日干しを週に一回はおこなう
  5. 換気をこころがける
  6. じゅうたんやマットは処分する

ここまでできたら完璧!なので、あまり無理して全て行う必要はありません。

私は2と4、5を意識して行おうと思いました。

空気清浄機ってハウスダスト効果はないの?

効果はありますが、一番ではありません。

掃除機といっしょに併用すると、空気中のハウスダストを減らすことができます。

私が行っているハウスダスト対策

  • 土日に掃除機を2回かける
  • お気に入りのタオルは2日に1回は洗う
  • 愛犬のベッドは天気がいい日に天日干しする
  • ブランケットは1週間に1回洗う

私は、掃除機は週末にかけて、洗濯を積極的にしています。

洗濯するのに気が向かない時は、愛犬のベッドやクッションに掃除機をかけて、天日干ししています。

まずはできることから。と思い、手軽な対策からチャンレンジしています。

犬とハウスダスト対策のQ&A

ハウスダスト対策スプレーとかはダメなの?

掃除機が効果的で、そのほかのハウスダスト対策グッズの効果はあまりわかっていません。

ダニってどうやって減っているかわかるの?

ダニは肉眼で確認できないので、増減の実感はしにくいです。

ただ、何もしないよりはハウスダストが減っていることは確かです。

ダニが増えるとどうなるの?

ダニに噛まれて皮膚炎を起こしたり、ハウスダストアレルギーなどを引き起こしやすくなります。

ハウスダストを吸いやすい犬種は?

超小型犬や小型犬はハウスダストを吸い込みやすいです。

顔が地面に近いためです。

ハウスダストって人にもよくないの?

いいことは一つもありません。

犬だけでなく人間もアレルギーの原因になるので、ハウスダスト対策をして、より良い住まいにしましょう。

ハウスダストアレルギーの症状は?

普通のアレルギー症状とあまり変わりません。

脇や目、おしり、指の間、おなかなどが痒くなったりします。

これがでたらハウスダストアレルギー!という症状はないので、見分けずらいのが特徴です。

補足:食物アレルギーを疑ってみて、食べ物を変えても治らないようでしたら、ハウスダストアレルギーである可能性が高いです。

まとめ:愛犬のために出来るだけハウスダストを減らそう

今回の記事のまとめ

  • 犬のアレルギー疾患の9割はハウスダストが原因
  • ダニは一家に約1000頭はいる
  • おもに寝室・寝具・寝室の床に生息している
  • ハウスダスト対策には「掃除機を2回以上かけることが1番」

愛犬が痒みで眠れない日を迎えないように、いまからハウスダストをできるだけ減らして、アレルギーを予防しましょう。

ハウスダスト対策は、続けることが大切です。

毎日は難しいと思うので、週に一回、ハウスダストを意識して掃除したり洗濯することを心がけましょう。

今からでもできる、空気の入れ替えからしてみましょう!

参考文献

川上裕司(2019)『アレルゲン害虫のはなし アレルギーを引き起こす虫たち 』朝倉書店.

小方宗次(2011)『アレルギーわんこの暮らしとレシピ百科』誠文堂新光社.

よかったらシェアしてね!

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次
閉じる