子犬が快適に暮らすためには、お迎えまでに必要なものを準備し、子犬にとって快適な環境を作っておくことが大切です。
私が2005年4月に子犬のチワワを迎えた時の経験や、これまでにたくさんの犬用品を使ってきた経験をもとに、子犬を迎えるときに必要なものをまとめています。

この記事は、はじめて子犬を迎える人が子犬との過ごすうえで必要なものを知れ、不安なく子犬を迎える準備ができるようになることを目的にしています。
はじめて犬を迎える新飼い主さんの不安を軽減するだけでなく、子犬を迎える準備が万全にできるようになりますので、なにを揃えたらいいのかわからない時の参考までにお使いください。

待ち遠しいモナね
この記事の著者
- ペット栄養管理士
- 犬の管理栄養士
- 上級食育アドバイザー
- 日本ペット栄養学会正会員
- Bowls Fresh Dog Food 開発チーム
- 手作りごはん歴7年
- 食品衛生管理者
くわしいプロフィール
自身と暮らしているチワワがフードを食べなくなったことがきっかけで、手作りごはんに興味を持つ。
日々実感する手づくりご飯の魅力を伝えるべく、犬のごはん作りに関するブログ「チワワごはん」を開設。
ブログ運営の傍ら、犬の食事相談や栄養指導に励み、指導数は100匹以上にのぼる。
現在は、企業とのレシピ開発やコンサルにも力を注いでいる。
ブログ月間1.5万PV以上、インスタグラムのフォロワーは3.6万人ほど。著書「栄養満点なチワワごはんの作り方」
現飼い主が教える!子犬のお迎えに必要なもの13
子犬のお迎え前に揃えておくべきものをジャンル別でまとめています。
子犬に適した商品の選びかたや、私がほかの飼い主さんに勧められると思った優秀な商品なども載せていますので、とりあえずおすすめが知りたい方やメーカーやブランドに迷った時の参考にお使いください。
ケージ、サークル

ケージやサークルとは子犬が自由に過ごせるスペースをかこったもので、トイレや寝床、水飲み場などがありサークルの中で生活が完結できるおうちのような場所のことです。
お留守番時や就寝時、飼い主さんが面倒を見れない時は基本的にサークルのなかで過ごしてもらうため、子犬にとってストレスのかからない快適なスペースを確保することが大切です。
じつは犬のおうちにはケージ、サークル、フェンスの3種類があり、特徴やつくりによって名前が変わり、それぞれのおうちに向いている犬種なども違います。
買ってから後悔しないためにも、まずはどんな特徴があるのかカンタンに理解しておきましょう。

ケージ | サークル | フェンス | |
天井 | あり | 基本なし※別売りタイプが多い | なし |
折りたたみ | ◎ | ◎ | ◎ |
デザイン性 | △ | ◎ | ◎ |
頑丈さ | ◎ | ◎ | △ |
レイアウトの自由さ | △ | △ | ◎ |
機能面での充実 | △ | ◎ | △ |
掃除のしやすさ | △ | ◎ | △ |
おもな素材 | 金属製 | 頑丈なプラスチック、木製 | 頑丈なプラスチック、木製 |
体格別向いている犬 | 超小型犬~大型犬 | 超小型犬~中型犬 | 超小型犬~小型犬 |
3つとも使ったことがありますが、私は掃除のしやすさや圧倒感のないデザインに惹かれ、サークルを買うことが多かったです。
レビューを見ていると、大型犬の子犬や外で飼う予定の犬はケージをおうちに使うことが多いですが、超小型犬から中型犬の場合、一般的にサークルを選ぶことが多い傾向にあります。
子犬のためのケージやサークルの選びかた

子犬だからと小さくコンパクトなケージやサークルを選ぶと、トイレとベッドが近いため子犬にとってトイレとベッドの見分けが難しくなるようで、トイレのしつけがうまくいきませんでした。
うんちを踏み散らかし子犬自身がうんちで汚れてしまったり、なぜかトイレで眠るようになったりと衛生面にも不安を感じる事が多かったです。
これまでに大きさが異なる4つのケージやサークルを買いましたが、成犬時に使える大きめのサークルをはじめから購入する方がしつけの成功率アップや清潔感の保持、余計な費用を抑えるためには良いと感じました。

ここにトイレをしたらいいモナね!
私のおすすめサークル

このサークルは隅にたまった抜け毛やほこりをササっと掃除できるだけでなくトレーが丸洗いができるため、カンタンに清潔感を保つことができ、トイレを覚えていない子犬にピッタリだと感じました。
ほかのサークルと比べると床のトレーが5センチの深みがあるため、おしっこを失敗した時や消化不良で吐いてしまった時(子犬の時期は多いです)にもサークル外に出ず、掃除がしやすくとても便利でした。
その分、コーギーやダックスフンドなどの足の短い犬種の子犬は出入りに不便さを感じることがあると思い、入り口がフラットなサークルの方が適しているのではと感じました。
トイレシーツ:子犬がおしっこやうんちをするための使い捨てシート

子犬が室内やサークル内でおしっこやうんちをするためのシートで、子犬がしたおしっこを吸収する役割があります。
子犬はおしっこの量と頻度が多いためしっかり吸収してくれるタイプのもので、消臭力があるものを選ぶと取り替える頻度が少なく、清潔を保てて気持ちよく過ごすことができます。
子犬のためのトイレシーツの選びかた

しっかり吸収してくれる厚型タイプはおしっこの量と回数が多い子犬でもトイレまわりのトラブルが少なく、使い勝手が良いです。
トイレまわりのトラブルとは、シーツがおしっこを吸収できずにシーツ外へ漏れてしまう事や、取り換え時にシーツからおしっこがチョンチョン垂れる、シーツの裏側までおしっこが染み出るといった内容です。
吸収力は良いが消臭力がイマイチな厚型シーツは、「まだおしっこ吸収できそうだけどニオイが気になるから変えよう」となる事が多く、もったいないことをしていました。
ムダな費用を抑えて気持ちよく過ごすには、吸収力に優れる厚型タイプで、消臭力のある炭が使われているシーツがおすすめです。
トイレシーツのサイズのちがい


基本的にシーツのサイズは2通りあり、超小型犬や小型犬はレギュラーサイズ、中型犬や大型犬、何匹かと暮らす場合はワイドサイズが一般的です。
足が短い犬種(ダックスフンド、コーギーなど)はレギュラーサイズだとトイレの幅よりも胴の方が長いことがあるため、トイレがしやすいようワイドを使っている方が多いです。
私たちが汚いトイレではトイレをしたくないように、犬も人間と同じようにトイレに清潔さを求めます。
私の愛犬はトイレの場所を覚えているため室内を自由にさせていますが、以下の3つに当てはまるときは気に入らないようで、必ずトイレではない場所でトイレをします。
1.トイレシーツが昨日のまま
2.おしっこ後のニオイが強いシーツ
3.おしっこ後に手足におしっこがつくシーツ
いろいろなシーツを使ってみて、犬たちにとっても吸収力・消臭力は大切なのか…と改めて実感しました。

汚くてクサいところではトイレしたくないモナ
私のおすすめはコレ!

まとめ買いの格安のシーツからしつけ用シーツ、アロマの香りがするシーツなど何種類も試しましたが、最終的にこのシーツに安定しました。
私がもっとも魅力的だと感じたのは消臭力の高さです。
家族で外出し、夕方まで一人でお留守番してもらった時、帰ってきたときに部屋におしっこのニオイが充満していないことに驚きました。
子犬のおしっこをしっかりキャッチする吸収量と、値段以上におしっこ臭を軽減してくれるこのシーツは、子犬にピッタリなシーツだと感じました。
トイレトレー:トイレシーツを固定するもの

さきほどのトイレシーツを固定するためのもので、踏んだ感触で子犬にトイレだと認識させるためやシーツへのイタズラや誤飲を防止する役割があります。
シーツを破らないようフタがメッシュになっているものや、掃除がしやすいシートのふちのみ固定するタイプがあります。
子犬のためのトイレトレーの選びかた

トイレを覚えたての子犬はトイレトレーぎりぎりのすみでおしっこすることが多く、トイレトレーによってはトイレを成功したのに掃除が必要な状況を作ってしまうことがあります。
ふちに高さがあるトレーを選ぶことで四隅でおしっこをしてもシーツの端からおしっこが漏れシーツの裏に流れたり、トレーのふちにおしっこが溜まってしまう事を防ぎます。
子犬の成功体験を増やすだけでなく掃除の手間を省くためにも、ふちに高さがあるフチ漏れ対策がされているトレーを選ぶことが大切です。
私のおすすめはコレ!

トイレを覚えるまではメッシュを付けて使い、しつけが終わった成犬時にはメッシュを取り外して使うことができるため、子犬から成犬まで使える利便性の高さにとても満足しています。


だいたいのトイレトレーはどちらか一つのみで、このトイレトレーと同じくらいの値段がします。メッシュ時とシーツ時両方に対応している分、お得で長く使えているので買ってよかったです。
うんちが柔らかい子犬の時期はメッシュの間にうんちがつまるため、お風呂場で洗って乾かしたりウェットティッシュで拭いたりと手間がかかりますが、それを上回る良い点が多いと感じました。
目ヤニやおしりを拭くウェットティッシュ

生後2~3ヵ月の子犬は免疫力が弱く体力もないため、この時期にお風呂にいれるのはお互いにとってハードルが高いです。
しかし、代謝が高い子犬は目ヤニや耳のニオイ、汗などの老廃物がでやすく、洗い流せないために子犬の体臭が気になる人も多いです。
そこで役に立つのが、子犬を疲れさせずに汚れを落として清潔感を保つことができる使い捨てのウェットティッシュです。
子犬のためのウェットティッシュの選びかた
- アルコール不使用のものはなめても安心な成分が多く、目や口にも安心して使える
- 刺激が低く安全性が高い成分のティッシュだと、毎日安心して使える
子犬にとってアルコールは、少量吸うだけでも中毒になる危険性があるのに加え、目や口にはいると刺激になることがあります。
とくに肌が敏感な時期でもあるため、アルコールが使われていない低刺激のウェットティッシュを選ぶようにしましょう。
私のおすすめはコレ!
JOYPET(ジョイペット)のお口・耳・目用ウェットティッシュ

赤ちゃんのおしり拭きやペット用ウェットティッシュを何種類か使いましたが、このウェットティッシュは刺激の少ない成分を中心に作られており、安全性の高さが魅力だと感じました。
たった5つの成分(精製水、保湿剤、ヒアルロン酸ナトリウム、除菌剤、緑茶乾留エキス)で作られており、防腐剤や香料を含まず、成分もシンプルなため安心して子犬に使えました。
顔まわり専用ですが肉球やおしりなど全身にも安心して使え、お風呂に入るまでの間とても活躍したので、子犬にピッタリなウェットティッシュだと感じました。
消臭グッズ

はじめて子犬を室内で飼う飼い主にとって、犬独特のニオイやおしっこ臭さに慣れず、どうしても不快感を感じる事があります。
たとえば、おしっこをした後のトイレシーツから臭うツンとしたニオイや子犬からでる独特のペット臭、部屋に充満した動物臭など。
子犬のうちからニオイ対策することで部屋やソファ、洋服などにニオイがつくことを防ぎ、子犬や飼い主だけでなく突然の訪問者も気持ちよく過ごすことができます。
おうちの清潔感を保ち、お互いが気持ちよく過ごすためにも消臭グッズでニオイ対策をし、気持ちの良い空間で過ごせるよう工夫しましょう。
子犬のための消臭グッズの選びかた

トイレを覚えるまではどうしてもカーペットやフローリングにおしっこをすることがあります。
アルコールやファブリーズなどの人間用消臭スプレーは子犬とって危険なため、子犬がなめても大丈夫な成分で作られているスプレーを選ぶと安心して使えます。
私のおすすめはコレ!

これまで犬用の消臭スプレーを何種類も使い、カーテンやカーペットにスプレーしてもなかなかペット臭が消えず、困っていたときに買ってみた商品です。
私の家に来た友人に、犬を迎えたことを伝えると「え!いまこの家にいるの!?犬飼っている家の動物っぽいニオイがしないから気づかなかった…」といわれ、犬の体臭対策は無香空間が一番だと感じました。
人間の3000倍~100万倍もの嗅覚をもつ子犬のいる部屋で香水やアロマなどは使えないため、子犬にとってもよい消臭グッズだと感じました。

データでわかるデオポッドの消臭力
引用:ペットリア (Petria) / ペットシーツ処理器 / デオポット / 消臭タイプ 専用カセット3個パック ペット用品の通販/ペット用品.com
使用済みのシーツをビニール袋に包んで、普段使っているゴミ箱に捨てていたのですがゴミ箱を開けるたびにおしっこ臭がすることや、夏場になるとゴミ箱からニオイがもれて家がおしっこ臭くなることに困っていました。
このゴミ箱を使ってからは家の中のおしっこ臭が気にならなくなり、とても心地よく過ごせました。
定期的に専用のごみ袋(1か月分で約700円)を買う必要がありますが、なにをしても消えなかったおしっこ臭さが消えた…と感動したことを覚えています。
ごはん中におしっこのニオイが気になったり、燃えるゴミの日までニオイを我慢する事もなくなり、とても快適に過ごせるグッズだと感じました。

オレンジの皮から絞ったオイルでできた天然由来の洗剤で、消臭力と安全性の高さから、一部の飼い主さんから絶大な人気を誇る洗剤です。
使用した感想は、おしっこ汚れ専用のスプレーやシート、しつけ用の消臭スプレーよりも消臭力を感じ、天然=消臭力弱い、合成=強い消臭力という自分のなかのイメージが覆りました。
間違えておしっこをしたカーペットにスプレーしティッシュでトントンたたき、乾いたタイミングでカーペットに鼻をつけてもおしっこのニオイがしなかったことに驚き、やっと満足する消臭スプレーに出会えた!と思ったのを覚えています。
消臭力だけでなくオレンジのオイルだけという安全性の高さも気に入っており、お散歩から帰ってきた手足拭きやお風呂、虫よけに使ったりと安心して体中に使えています。

さっぱりするモナ~
クレート

クレートは頑丈な子犬の寝室のようなもので、基本的にサークルの中でベッドとして使います。
持ち運びもできるため、子犬をお迎えするときや動物病院へ行くとき、電車・車での移動時だけでなく、災害時には臨時のおうちとして活躍し、多くの場面で役立ちます。
移動時の安全性はもちろん、知らない音やニオイで子犬がストレスを感じやすい移動時やいざという時のストレスを軽減し、子犬が安心できる快適な場所をつくる事ができるため、子犬を迎える前に揃えておきましょう。
子犬のためのクレートの選びかた

移動時にも使えるクレートを選ぶと、子犬は毎日使っている自分のお部屋で目的地まで移動できるので、移動時の子犬の心身にかかるストレスを軽減することができます。
アウトドアにも使えるテントのようなソフトクレートもありますが、クレートトレーニングができず、使える場所が限られるため、まずはハードクレートを買うことをおすすめします。
緊急時での人が多い施設や特定の移動時、クレート内で過ごさなきゃいけないときに愛犬がクレートで心地よく過ごすためのトレーニングのことです。
こんな時にクレートトレーニングが役立つ!
1.災害時の避難所生活(クレート必須のため)
2.飛行機での移動(〃)
3.動物病院の待合室(病気予防における暗黙のルールのため)
ストレスのかかりやすい状況でも、愛犬が安心して過ごせる場所を提供し、心身のケアを行うことは飼い主の役割の一つです。
地震の多い日本ではどの家庭も災害に合う可能性が高いため、万が一の時の愛犬の負担やケガを減らすためにも、日頃からクレートを活用することが大切です。
私のおすすめはコレ!

移動時に役立つ機能が多いクレートで、数年使っていますが残念に感じる部分はなく、とても満足しています。
丸みを帯びたシルエットに柔らかい色合いのクレートはあまりなく、圧迫感のないデザイン性の良さもお気に入りです。
サークル内の安全性の高さにくわえ、ワクチン接種やお散歩など、これから外出する頻度が増える子犬に適した機能がたっぷりついたクレートなのではと感じています。
水飲み(給水器)

給水器とは子犬が安全に水を飲むためのもので、サークルやクレートに取り付けて使います。
子犬の時期にお水のはいったお皿を直接床に置くとひっくり返して水がこぼれ手足やサークルが濡れたり、水を飲みたいときにお皿に水が入っていないといったトラブルが起きやすいです。
トラブルに見舞われず、子犬が安全に水を飲むためには、ノズル式でペットボトルタイプの給水器が適しています。
子犬のための水飲みの選びかた

サークルに取り付けられる給水器を購入しておくと、脱水や体の冷えが防げるだけでなく掃除の手間が省け、お留守番中でも安心して子犬にお水を飲ませることができます。
ノズルの洗浄とボトルの取り換えだけでキレイが保てるぺットボトルタイプの給水器は、洗い物が少ない上に清潔感が保ちやすくて、とても便利でした。
定期的にペットボトルを新しく変えるだけで新品ボトルに早変わりし、洗いにくいボトルの底のカビや菌を心配せずに済みました。
私のおすすめはコレ!

0歳から5歳まで使いましたが破損や水漏れ等なく、長く使うことができたノズル式ペットボトルタイプの給水器です。
ほかの給水器は半年ほどで部品が壊れ、ダメになってしまったので、この給水器は耐久性の良さが特徴だと感じました。
固定力が強くカンタンには外れない反面、ネジをギュッとかたく閉めすぎると取り外しに奮闘した事があったため、女性の方は取り外しの際にストレスを感じる事があると思いました。
総じて満足度は高いですが、ノズルの位置を変えたいときやノズルを洗う時にサクッとカンタンに外せたらより使い勝手がよくなり、清潔に保ちやすくなるのではと感じました。
ごはんをいれるお皿

フードをいれる犬専用のお皿を用意することで、お互いに間違ってお皿を使うのを避け、私たちの唾液から子犬に感染症をうつしたり、子犬から感染症をもらったりすることを防げます。
お皿にはさまざまな種類があり、検索すると数や種類の多さに圧倒され、どれがよいのかまったくわからず、困る方が多いはず。
子犬が食べやすいお皿を選ぶためにも、それぞれのお皿の特徴について理解しておきましょう。

プラスチック | ステンレス | 木製 | 陶器 | |
軽さ | ◎ | ◎ | ◎ | △ |
安定性 | △ | △ | △ | ◎ |
お手入れのラクさ | ◎ | ◎ | ◎ | △ |
傷や変色への強さ | △ | △ | △ | ◎ |
電子レンジ | △ | × | × | ◎ |
高温のお湯 | ◎ | × | ◎ | ◎ |
食洗器 | △ | △ | △ | ◎ |
私の愛犬が幼いころ、プラスチックのお皿のみ使っていたのですが、変色や傷つきやすさが気になり、ステンレスのお皿に変えてみました。
すると、なぜかあまり食べようとしなかったので、もしかしたらお皿が気に入ってないのかも。と思い、最終的に陶器のお皿にたどり着き、成犬になった今でもずっと陶器を使っています。
安定性にすぐれ、電子レンジやお湯に対応しており長くキレイに使える特徴から、子犬に適したお皿は陶器なのではと感じています。
くわしい理由はわからなかったのですが、私の愛犬と同じようにステンレス製のお皿では食べない犬が多くいるようです。
私も食器とフォークやスプーンが擦れるキーキーという金属音がニガテなので、同じような感じかな…と思っています。
子犬のためのごはんを入れるお皿の選びかた

ズレやひっくり返りを防ぐ重さがあり、ふやかす際に便利な電子レンジ・高温のお湯に対応しているお皿が使いやすいです。
ドッグフードを柔らかくするとニオイが強くなることで食欲を刺激でき、消化にもよいため子犬の時期はふやかして与えることが多いです。
やわらかくするときのことを考え、電子レンジやお湯に対応しているお皿が子犬に適しています。
私のおすすめはコレ!

保温性・安定性・使い勝手の良さから0歳から7歳の現在までずっと使っており、愛犬も私もお気に入りのお皿です。
犬用の陶器のお皿のなかでも珍しい有田焼のため表面に小さな傷や汚れがなく、いまでも写真のように新品のようなな状態のまま使えています。
フチが高くなっているため、ふやかしたフードや手作りごはんなど水分の多いごはんにも使いやすく、重宝しています。お皿の幅が広い短頭種用もあるようです。
首輪・リード

首輪は子犬の首につけるもので、リードは首輪を通して愛犬と飼い主をつなぐ役割があります。お散歩のときに使い、愛犬の命綱になる重要な存在です。
室内でお散歩の練習をする際にも使えるので、子犬を迎える前にあらかじめ用意しておきましょう。はやめに慣れてもらう事で外に出た時にスムーズにお散歩できます。
子犬のための首輪・リードの選びかた

首を一周する作りの首輪が一般的ですが、子犬が勢いよく進むと反動で首が締まりやすいです。
気管や首に首輪が食い込む事により散歩中にせきこんだり、ヒューヒューと息苦しそうにすることがあり、とても体に負担がかかります。
首ではなく胴体に巻き付けて支えるハーネスタイプを選ぶと、愛犬の負担を軽減しながら安全にたのしくお散歩することができます。
リードについて

持ち手がついており、ハーネスとリードをつなぐ留め具が金属製のものであれば丈夫で、安全性が高いです。
成長が著しい子犬の時期に買った首輪やリードはすぐに使えなくなってしまう事が多いです。買い替えることを想定し、いまの体重や首の太さに合ったサイズを選びましょう。
私が子犬に買うならコレ!
たくさん使ったのですが、どのハーネスがよかったのか思い出せませんでした…。
理由は、どんどんサイズアウトしていくことと、子犬は動きが激しい分、劣化もはやかったからです。
よいハーネスがみつかりしだい、更新していきます!
まずはペットショップや通販で飼い主さんが気になったハーネスやリードをみつけ、子犬の負担にならないか、さきほどの選び方で確認しながら、子犬に合うハーネスを見つけていきましょう。
おもちゃ(噛むおもちゃと一緒に遊ぶおもちゃ)

おもちゃは、お散歩に行けない子犬にとって大切なストレス解消方法であり、私たちと子犬の心の距離をグッと縮めてくれるのに役立つグッズです。
噛むおもちゃは基本的に一人で使うもので、一緒に遊ぶおもちゃと材質や特徴が違い、代用はできません。子犬の欲求をきちんと満たすために、あらかじめ2種類のおもちゃを用意しておきましょう。
迎えたばかりの2~3ヵ月は歯が生えてくる時期のため、歯のムズムズ感からいろいろなものを噛みます。トイレトレーやサークルのワイヤー、タオルケットなど。
噛みたい欲求を満たしてストレスを溜めないようにするだけでなく、噛んでほしくないものを噛んで壊してしまわないように、噛んでもよいおもちゃを用意しておきましょう。
子犬のための噛むおもちゃの選び方

子犬はトイレトレーの取っ手やサークルのワイヤーを壊すほど噛む力があるのに加え、気に入ったものはずっと噛むしつこさがあります。
子犬が長時間噛んでも誤飲の対象になるものがでてこず、歯に悪影響を与えない硬さのものを選ぶことが大切です。
私のおすすめはコレ!

ほかの噛むおもちゃよりも愛犬が気に入って噛んでいたことと、誤飲する部品がないデザインのシンプルさが魅力だと感じました。
取っ手がついていた噛むおもちゃは部品を噛みちぎり、飲み込んでしまったため、このおもちゃの外れる部分がないフラットなつくりに安心して噛ませられました。
子犬のための一緒に遊ぶおもちゃの選び方

当時のかかりつけの獣医師から「手袋で遊ぶとついでに歯垢も除去できるからいいよ」と言われ、手袋を使って遊んでいたのですが、手もおもちゃと覚えてしまったのか、手を噛まれるようになりました。
あとから調べると、子犬からすると手袋と手が同じ形のため、手も噛んでよいものと混同してしまう事があるとわかりました。
手袋で遊んでも手を噛まない子犬もいると思いますが、私の経験から、噛んでほしくないものと似た形のものはおもちゃにしない方が良いと感じました。
私が子犬に一緒に遊ぶおもちゃを買うならコレ!

愛犬が子犬のころに一番よく遊んだおもちゃで、7歳のいまでも気に入っています。
あまりおもちゃに興味を示さないタイプなのですが、うさぎを見せるだけで遊ぼう!と尻尾を振って、その場を走り回るほどのお気に入りだったので、新しく子犬を迎えるならまた買うと思います。
頻繁に使っているとワタが出てきたり手足がちぎれる事が多く、1歳までに4回ほど買いなおしました。素材が柔らかい分、耐久性はあまりよくないように感じました。
中型犬や大型犬は1日でバラバラにしてしまう可能性があるため、耐久性に物足りなさを感じるかもと思いました。

引っ張り合いをしているときのゴムが伸び縮みする動きや噛んだ場所によって音が変わるのがおもしろいようで、飽きずに毎回楽しそうに遊んでいたおもちゃです。
うさぎで遊び飽きたら「つぎはこれで引っ張って遊ぼう」と自分から持ってくることが多かったり、洗濯をイヤがったりとかなり気に入っている様子でした。
まったく興味を示さないおもちゃもあったので、おもちゃ遊びにあまり積極的でない愛犬をここまで夢中にさせるなんて…と驚きました。
歯磨きグッズ

じつは犬にも歯磨きが必要で子犬のころから習慣づけることで、成犬になっても嫌がらずに歯磨きに協力してくれるようになります。
歯磨きをすることで口臭や歯周炎の予防だけでなく、歯周病菌によるあごの溶解、心臓の炎症などを予防します。
歯周病菌は血液に流れ、全身をめぐるため口臭のトラブルだけでなく臓器にも悪影響を与えるため、子犬のころから歯ブラシを使って練習することが大切です。
子犬のための歯磨きグッズの選びかた

小さいころから歯ブラシを使って歯を磨くことで、子犬のなかで歯磨きが習慣化されるため、嫌がられて磨けないという事態を避けられます。
デリケートな口に歯ブラシを入れられることは、子犬にとって抵抗を感じます。
なるべくストレスをかけないようにヘッドが小さく柔らかい毛の歯ブラシを選ぶことで、口に入れた時の異物感を減らすことができ、お互いに練習しやすくなります。
私のおすすめはコレ!

私の愛犬が子犬のころは犬用の歯ブラシを使っていましたが、超小型犬だからかヘッドが大きすぎてオエっとなることや、慣れない歯磨きで奥歯にヘッドがカンッと当たり、不快な思いを抱かせてしまう事が多かったです。
このブラシはヘッドの先端がゴムで包まれているため歯茎や歯に当たっても刺激が少ない上に、小さいヘッドが口と歯のスキマにすっと入り、これまでの歯ブラシと比べてラクに奥歯まで磨けるようになりました。
口や歯の小さい超小型犬や小型犬の子犬の歯磨きの練習に最適だと感じました。

犬の口内ケアに特化した成分の歯磨き粉で、おいしく歯磨きができる甘い味つけになっているのが特徴です。
犬の歯磨き粉は、着色料や刺激の強い甘味料(サッカリンナトリウム)などが使われている事が多いのですが、ペロワンは安全性の高い成分で安心できました。
歯ブラシにつけるとペロペロなめ、歯磨きの練習に協力的になってくれたので買ってよかったと思いました。
寒さ対策

毛が完全に生えきっていない子犬は体温調整が上手に行えないため、飼い主が寒さ対策を行う必要があります。
暖房をつけても床まで届かない上に冷たい空気は床にたまりがちなため、床に近い場所で過ごす子犬は私たちよりも寒さを感じる事が多いです。
とくに生えてくる毛が1種類(シングルコート)の犬種はもともと寒さに弱いため、より寒くないよう環境を整えることが大切です。
とくに寒さに弱い犬たち
プードル、ヨークシャー・テリア、マルチーズ、ミニチュア・ピンシャー、グレートデン、イタリアン・グレーハウンド、ダルメシアンなど。中でも毛が抜けづらいのがプードル、ヨークシャテリア、マルチーズ。意外と抜けるという声が多いのがミニチュア・ピンシャーです。
引用:犬の「毛」について学ぼう!被毛の種類や換毛期のお手入れ方法|INUMAG
気温が下がる夜や秋から冬にかけて、寝ているときに寒くならないようあたたかいグッズを準備しておきましょう。
子犬のための寒さ対策グッズの選びかた

夜、寒さで苦しまないようあたたかいヒーターやタグをとった毛布、ブランケットなどをサークルのなかに入れておくことで気温の低い日でも心地よく眠ることができます。
私のおすすめはコレ!

もともとブラッシング嫌いだった愛犬でもこのブラシは気持ちいいようで、ときはじめるとウトウトします。
いままでのブラシと違うのはスルスルとけるとき心地の良さで、ブラッシング中に毛が引っ掛かって肌を引っ張ってしまう事がなくなり、ブラッシング中の不快感や痛みをグッと減らすことができました。
子犬の時に6種以上のブラシを試しましたが嫌がられ、ブラッシングを何度も挫折しそうになっていたので、もっとはやくに知りたかった!と思いました。
より先端がやわらかいパピー用もあるので、子犬のブラッシングの練習に最適のブラシなのではと感じました。

毎日よろしくモナ~
必要なものが一目でわかるチェックリスト
- サークル
- トイレトレー
- トイレシーツ
- ウェットティッシュ
- 消臭グッズ
- クレート
- 水飲み
- お皿
- ベッド
- 首輪・リード
- 歯磨きグッズ
- ごはん
- ブラシ
子犬をお迎えするまでに必要なものを13個まとめました。
子犬を迎えてから買い物に行こうとすると、さみしい時期に一人にさせてしまう事になるので、いまのうちにしっかり買い忘れがないようチェックし、揃えておきましょう。
この13個を揃えれば、子犬と飼い主さんにとって快適に過ごせる準備は完了です!
しかし、必要なものがそろっても、トイレはどこに置くのか。サークルの中のレイアウトはどうしたらいいのか。などわからない事が多いはず。
つぎに、子犬と暮らすためのお部屋の準備についてお伝えしていきます。
子犬を迎える前にしておきたいお部屋の準備

子犬はとにかく好奇心旺盛で、床に落ちているものは何でも口にいれて、食べられるものかどうかを確認します。なかには飲み込んでしまう事もあり、飲み込んだものによっては危険な状態になることもあります。
あらかじめ床にモノを置かないようにしたり、イタズラの対象になりやすい電源コードにも注意をはらう事で、子犬は安全な場所で過ごすことができ、飼い主さんも安心して子犬と遊ぶことができます。
子犬の部屋の位置は、1日の中で変化が少ない場所をおすすめします。とくに迎えたばかりは、音や室温などの小さな変化もストレスとなることがあるため、窓やドアから離れたところにサークルを置くようにしましょう。

太陽が直接あたる場所もやめてほしいモナ…
サ一クルのレイアウトについて

子犬が快適に過ごしやすい季節ごとのクレート内の配置をイラストにまとめました。
扉を外したクレートを置き、トイレとの間に自由スぺースをつくることでトイレを覚えやすくなり、ムリなくクレートトレーニングも行えるため、しつけ前の子犬にピッタリなレイアウトです。

子犬が体温や気分によって自由に移動できるサークルは、子犬にかかるストレスや負担の軽減に役立ちます。
たとえば、クレートが暑いと感じたときは自由スぺースで横になったり、冬にはヒーターとクレートを行き来し、体温調整をしたり。
こまめにみてあげられないお留守番中や就寝時の「クレートの中に入れたあのブランケット、もしかして暑かったかな…」「クレートのなかで窮屈そうにしていたけど大丈夫かな…」といった心配事がグッと減り、お互いに快適な毎日を送ることができます。

過ごしやすいお部屋はお留守番も頑張れるモナ
さいごに:必要なものを揃えて、子犬に快適なお部屋を与えよう!

この記事を書くきっかけになったのは、友人から「子犬を飼うことになったんだけど、なにが必要かわかんないから教えて欲しい」と電話で聞かれたことです。
私「トイレトレーは絶対必要!イタズラするからトイレはメッシュがついているものがいいと思う。あ、あと留め具は目立たないほうがいいかも。モナはよく噛んで壊したり、飲み込んだりしたから…。」
友人「トイレトレーね…(メモ中)。メッシュとか留め具とか知らない単語ばっかりで頭がイーッてなる(笑)おすすめは?」とAmazonを共有しながら1時間近く話しました。
電話を切り終わったときに、友人みたいに困っている人はたくさんいるんじゃないか。と思い、友人との電話の内容をそのまま記事にしました。
私と愛犬の経験が、少しでもはじめて子犬を迎える人のお役に立てればうれしく思います。
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