チワワの遺伝子検査ってなにがわかるの?目的は?
遺伝子の検査ってどうやってやるの?値段はいくらぐらい?
遺伝子検査ってやらないといけないの?
と思っているあなたのお悩みを解決します。
あなたがこの記事をよむとわかること
- あなたのチワワが遺伝子検査をするとわかること
- 遺伝子検査をする目的
- 遺伝子検査のやりかたと費用
- NHKが教えてくれた遺伝病の多さ
- ほかの犬と比べるチワワの病気の発症率
愛犬には、なるべく長く健康に生きて欲しいですよね。
この先も、いままでのように元気に無邪気に過ごして欲しい。
私もあなたと同じ気持ちです。
以前、「チワワがなりやすい病気」という記事を書いてみて、「遺伝病、結構こわいな…。私の愛犬は、病気になる遺伝子をもっているのかな…?」と不安になりました。
遺伝子検査に興味をもった私が、遺伝子検査の気になる費用や目的、実際のチワワの発病率など、遺伝病についてしらべました。
遺伝子検査が気になるというあなたが、遺伝子検査をするとわかることや必要性、費用などがわかり、あなたのチワワに遺伝子検査が必要なのかどうかが判断できるようになるので、ぜひ読んでみてください。
チワワの遺伝子検査でわかること
遺伝子検査をすると、あなたのチワワが病気になりやすいかがわかります。
体が弱いかどうかがわかるのではなく、チワワがなりやすい遺伝子疾患(遺伝による病気)になる可能性を知ることができます。
チワワがなりやすい遺伝子疾患は、
- 足が麻痺し、歩けなくなる病気
- 目が見えなくなる病気
- 大量出血しやすい病気
上記の3つで、どれも症状の重さによっては深刻な病気です。
遺伝子検査では、これら3つの病気になる遺伝子を、あなたのチワワがもっているかをチェックすることができます。
遺伝子は、年齢や体調などによって変わることはないので、検査は一生に1回だけですみます。
何回も検査されるのはイヤモナ〜
遺伝子検査をする目的:後悔のない将来のために
遺伝子検査をする目的は、病気を早期発見し、後悔のない未来にするためです。
愛犬の未来がわかると、早いうちから対処でき、未来を変えることができます。
もし、あなたが、将来歩けなくなるかもしれません。といわれると、どうしますか?
はじめはショックを受けますが、いつまでも歩けるように意識して運動したり、足にいい食事にしたり、足を大切に生活をすると思います。
もし、足が動きにくくなってきたら、症状が重くなる前にお医者さんにみてもらうことができ、たくさんある対処法の中からえらぶこともできます。
それと同じで、愛犬がなりやすい病気が事前にわかることで、愛犬への負担も減り、私たちの判断で愛犬の未来を守ることができます。
遺伝子検査のやりかたと費用
やりかたはカンタンで、愛犬の唾液を綿棒につけるだけです。
費用は、遺伝病1項目につき5,000円ほどです。
チワワの場合、遺伝性疾患が3つあるので、3つ検査するのが理想的です。
どの会社の遺伝子検査をえらぶかによりますが、チワワがすべて検査すると、だいたい15,000〜20,000円は必要です。
たかい!!と思いましたが、一生に一回でいいことと、愛犬の将来のためと考えると、安いのかも、、と思いました。
チワワの平均年間診療費は、54,780円なんだって。
治療費と比べると安いね
NHKが教えてくれた遺伝病の多さ
引用:あなたのペットは大丈夫!?〜追跡 ペットビジネス・遺伝病の闇〜 – NHK クローズアップ現代
深く調べてみてわかったことですが、遺伝病をもった犬は意外と多いです。
NHKの「あなたのペットは大丈夫!?〜追跡 ペットビジネス・遺伝病の闇〜 – NHK クローズアップ現代」という記事では、遺伝病をもった犬の様子や実際の飼い主の気持ち、遺伝病が多い理由などを知ることができます。
私の愛犬も、もしかしたら…と考えるきっかけになりました。
私の愛犬に限って、という気持ちもありますが、みなさん同じように、私の犬に限って、、とおはなしています。
怖くなった私は、チワワが遺伝子疾患になる確率や統計データを調べてみましたが、有益な情報はえられませんでした。
犬と遺伝病の研究はまだまだすすんでおらず、治療法がない病気も多く、くわしいことはわかっていないそうです。
そのため、チワワが病気になる確率をしらべてみました。
ほかの犬と比べてみよう|チワワが病気になる確率
引用:No146-R-疾患統計.indd
チワワは心臓や脳などの病気になりやすく、ほかの犬種の約2倍近い発症リスクです。
アニコムに加盟した88,553頭のチワワの統計をみると、とくに4種類の病気になりやすいということがわかります。
- 循環器疾患(心臓病系) 1.8倍
- 神経疾患(水頭症やてんかん) 1.7倍
- 呼吸器疾患(気管虚脱) 1.5倍
- 肝臓・胆のう疾患(胆嚢炎)1.2倍
さきほどもおはなししましたが、遺伝子疾患についてはくわしいことはわかっていないため、遺伝子疾患の確率は不明です。
ですが、呼吸器疾患や神経疾患には、遺伝子に問題があって引き起こしてしまう病気もあるので、この数字の中には遺伝疾患も含まれています
引用:No146-R-疾患統計.indd
5歳を超えたあたりから、発病率がグンと高くなる傾向があるので、シニア目前のチワワと暮らしている飼い主さんは、毎日の生活の中で異常がないかチェックするようにしましょう。
遺伝子検査をして、愛犬の痛みや苦しみを減らそう!
事前に病気の知識をつけておくことができたり、早期発見ができるだけでなく、症状が重くなる前に病院につれていくことができます。
なにより、将来の愛犬の痛みを減らせます。
愛犬に、明日も来年も数年後も元気でいてほしい。そう思っている飼い主さんは、ぜひこの機会に、遺伝子検査やってみてはいかがでしょうか。
参考文献
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